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2013.02.15

生きることは食べること。

IMG_2814『野菜のポタージュ』の器展が無事終了しました。最後は、著者である石澤清美さんのワークショップ「ポタージュのある食卓」。午前と午後の2回、お義母さまから本書を紹介されて一緒に、食べることにご興味のあるカップルさん、食生活を見直したくて……とさまざま方がご参加くださいました。野菜の素の味を大事にしたいと、石澤さんが追求したポタージュ。野菜をじっくりゆっくり煮込むと野菜の甘みが増すこと、健康でいることは季節と同様、ゆらぎながら中庸を保つこと、春を迎えるためにゆっくり力を蓄える冬に、力強くやさしい里芋が合うように、地元で採れた旬の野菜をいただくことの大切さなどお話しくださいました。最初のころは2時間ほど煮込んでつくっていたという石澤さん。おいしく手軽にどうすればできるか追求され、膨大な時間と試行錯誤を経てシンプルなレシピにたどりつかれことがよくわかりました。なにより、「毎日作り続けて欲しい」というのが石澤さんの願い。作る人の立場に立ったレシピなのです。IMG_2828この日ご用意してくださったのは、かぶと里芋のポタージュ、菜の花のペーストで作ったケークサレ、地粉のパン、かぶの葉のサラダ、にんじんと雑穀のレモン和え。実は、石澤さんのポタージュをいただくのは初めてでしたが、ひとくちいただいたときの淡い味わいにびっくり! ちょっと薄いかな〜と思うのですが、だんだんと野菜の風味がふわりと香り旨味が残る、本当にやさしい味わいでした。会期中の10日間、毎日せっせとお出ししたポタージュは塩気が多かったなあと反省。シンプルゆえ、つい塩を入れたくなりますが、控えめにすることで野菜の素の味が生きてくるんですね。

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しかも、高尾山のどんぐり粉で作ったクッキーや、ダイダイをピールにしたチョコと自家製のハーブティーのおやつまであり大満足! ハーブティーもご自宅の庭の木の果実の皮を干したものなど入れていれているので香りが抜群。日ごろから手間ひまを掛けていらっしゃるからおいしいものが楽しめるのだな〜と。なにげないひと手間がおいしさの秘訣なのだとつくづく。「食べることは生きること、そのものだから」と、いう言葉を実感しました。ワークショップには本の制作に関わった方々も参加してくださり終了後、7刷のお祝いと企画展の打ち上げ。スタッフの方々の素晴らしいチームワークにも支えられ、素晴らしい企画展とワークショップをさせていただけました。この場を借りて御礼申し上げます。

常設展に戻りましたが、ポタージュ展の器たちはまだしばらく見ていただくことはできますので、会期中来店できなかった方もぜひ足をお運びくださいませ。忘れないうちに、今度の日曜カフェのランチで、石澤さん直伝のかぶと里芋のポタージュをお出ししたいと思います!

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