2015.09.17|陶器
【お茶の時間】八木橋 昇さんの器
晴れの日もつかの間、今日はまたしても大雨ですね。「お茶の時間」展もいよいよ終盤、19日(土)までとなりました。今日は八木橋 昇さんのご紹介。
これまでもcopseでなんども企画展にご参加いただいてきましたが、ようやく春に工房にうかがわせていただきました。滋賀県信楽、豊かな山のそばに建つ工房は、山小屋を思わせる素朴な雰囲気。
広々とした気持ちのよい工房には、展示スペースもあり、美しく作品が飾られていました。 八木橋さんは粘土を足で踏み、足で操作する蹴轆轤(けろくろ)を使って制作します。厚さ30cmほどもあるケヤキの一枚板を使った蹴轆轤が圧巻!電動轆轤を使う作家さんが多いなか、蹴轆轤は高速で回転させることができるだけでなく、足でスピードをコントロールしながら体全体で作り出します。一見、力強い存在感を備えながら持ったときの驚くほどの軽やかさは、この独自の手法から生み出されているのです。粉引や黒呉須、黒釉、灰釉と表情豊かなポットやマグ、湯呑みをたくさん送っていただいております。コーヒードリッパーもたくさん!写真右は耐熱のポット(¥12000)にコーヒードリッパー(¥4000)を組み合わせたところ。直火可能なのでそのままお湯を沸かすこともできます。八木橋さんは吉祥寺のpoooLさんで19日から個展を開催。八木橋ファンはこちらも要チェックです。