【1月の企画展】美しい布が生まれる場所〜tamaki niime展
<1月26日(木)〜2月4日(土)>
今年最初の企画展は恒例のtamaki niime展。
昨年末に久々にtamaki niimeのアトリエにうかがいました。
移転後初めての訪問。あらたな拠点は、のどかな田園地帯に建つ倉庫のような
そっけない建物です。ドアを開けると一転、色とりどりの洋服やショールが映える
真っ白い空間が。そのギャップが一層、印象を強くします。
コの字型のカウンターを囲むように、壁に沿ってショールや洋服が色ごとにぎっしり!
圧巻のラインナップかつ、ディスプレイのセンスも抜群です。
このショップスペースから、ガラス越しに古い織り機が並ぶ工場が眺められます。
伺ったのは日曜でしたが、ベルト式の古い織り機を中心にずらりと並び
ガシャンガシャンと音を立てながら働いていました。
片隅でショールを仕上げている方もいて。
まさにここで糸が布となり、ショールやパンツとなり、洗濯され
心地よい風を含んで、ひとつひとつ仕上げられるのです。
力織機を使ってできるだけ低速に織り上げることで生まれるふわりとあたたかな風合い、
量産体制ながら限りなく一点ものに近い画期的なものづくり、
斬新かつユニークな色合わせ、ショールからパンツ、セーター、バッグなど
幅広いラインナップなど、画期的なものづくりを進化させつつ、
畑から採れたばかりの野菜を並べるような産直のものづくり。
これまでその色やコーディネートの面白さを主にご紹介してきてきましたが
よりものが生まれる場所や、ものに込められた思いをご紹介したいと、
今回のDMは織り機の並ぶ工場の写真をメインにしました。
今回の展示に限らず、よりものがうまれる背景や場所、その思いを
大切に伝えたいというコプスの方向性を表すデザインに仕上がったと思います。
コプスのお客様のお顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ選んできた
アイテムをぜひお楽しみにお待ちください。
<美しい布が生まれる場所〜tamaki niime展>
1月26日(木)〜2月4日(土)*会期中無休
*tamaki niimeのウールとコットンのショール、パンツやスカート、
セーター、バッグが揃う予定です。