今日から「森の料理店」
陶芸家の増渕篤宥さん、木工作家の中矢嘉貴さん、金工作家の中村友美さんの作品を中心に、あたたかな食卓を提案する企画展です。毎回、引っ越し並みの大移動ですが、今回はテーブルの数を増やして、ランチや土曜のディナーを楽しんでいただこうと計画。各テーブルにランプシェードを配灯したり、なかなか大変な作業でした。荷解きは深夜。ですが、これいい!と、どんどんテンション高くなるほど、素敵なものばかり。しかも土と木、金属を組み合わせると、より素材感が際立って魅力的に。
増渕さんは、耐熱器のほかトクサや白薩摩もご用意くださいました。徳利は、そのまま飾りたくなる(自宅にも飾っています!)フォルム感で花入れとしても楽しめるもの。白薩摩の取り鉢は鍋料理や小鉢として活躍しそう。土鍋はパエリアにも使えそうな和洋対応可能な浅型のフォルムが特徴。黄色と青があります。
中矢さんはランプシェードのほか、器やカトラリーケース、印鑑ケース、コーヒーフィルターケースなど。工房のある富士山麓の素材を生かした生木の作品は同じものが二つとなく、個性豊かです。
中村友美さんからは、サーバースプーンのほか、新作の小さな鍋、銅の薬缶、定番のカトラリーなど。中村さんの作品、古道具にも通じる魅力があり小さなスプーンひとつとっても素敵。ということで、それぞれの作家さんから渾身の作品が届き、今年最後にふさわしい見応えのある企画展になりそうです。お見逃しなく!
ランチは野菜のテリーヌ/粕汁風クリームスープ/赤バジル酵素ドレッシングサラダ/ごぼうご飯です。会期中の土曜は、ハーブチキンのディナーコースをご用意して夜営業を行います。ハーブチキンは要予約。コースで一人2500円です。