2014.10.30|木工
【入荷情報】仁城義勝さんの漆器
SARAXJIJI+風亜展が無事に終了しました。着心地の良さに、今日も追加オーダーくださる方もいてありがたい限りです。
SARAXJIJIは、袖を通してその良さを実感できるブランド。
一見、目立たないけれども一度使うと手放せなくなる……そんな日常を豊かに変えてくれる力がSARAXJIJIの洋服にはあります。
ちょうど岡山から仁城義勝さんの漆器が届いて、通じる魅力を感じました。一般的に漆器は木を挽く木地師と漆を塗る塗師と分業でつくりますが、仁城さんは木を挽くところから漆を塗り仕上げるところまでひとりで行います。木を無駄なく使い、漆は3〜4回ほど最小限に塗るだけ。あくまで木の風合いを生かしたいという思うが、仁城さんの漆器には宿っています。いつも冬に木を挽き、夏にかけて漆を塗り、秋に各所に届けるというスタイルも変わらず。定番のものを中心に、10年後も同じものものを買い足し、買い替えられるものづくりをされています。これ以上ないほどシンプルですが、木目が透けてみる漆は、木の温かみを備えて使うほどに艶やかに変化します。今年は、栗の合鹿椀をお願いしました(写真右上/11000円+tax)。栃が定番ではありますが、力強い栗の木目にほれぼれとします。入れ子椀(写真左/22000円+tax)も、木を無駄なく使いたいと生まれた器のひとつ。開けたときも美しく、蓋に器にとフレキシブルに使えるデザインが秀逸です。欠品していた7寸と8寸皿も入荷しています。ぜひ一度、仁城さんの器を食卓に加えてみていただけると幸いです。
久々のスノウドロップのランチも再開。今週の週替わりごはんはシシカバブ風豚肉のりんごのせ、ターメリック大豆ご飯、きのこの豆乳ポタージューなど。土曜までぜひご賞味を!