【入荷情報】SARAXJIJIの洋服
3日連続で入荷のお知らせ。10月に展示会をしてただいたSARAXJIJIから注文の品が入荷しました。展示会で実は一番人気だったのがキャミソールワンピシンプル&シックなSARAXJIJIにしてはちょっと可愛すぎ??と最初は敬遠していたのですが、試着された方の姿を見て撤回。大人の可愛さを引き立ててくれるワンピで、虜になった方多数でした。後ろ側がリボンになっていて、どちらを前にしても可愛く着こなせます。
オートミール色のコートも人気のアイテムでした(入荷はMサイズ)。ぜひ、ジャケット感覚でマニッシュに羽織ってくださいね。SARAXJIJI定番のラフィーガーゼのカットソーは冬もアンダーウエアとして愛用くださる方の多いアイテム。ノースリーブを以前ご紹介したところ半袖はないの〜というお尋ねをいただき今回お願いしました。インナーに、アウターに年間を通して活躍しそうですね。タートルのプルオーバーはコットン素材で、肌に心地よく首周りもあたたかく着こなしていただけます。
いよいよ7日から今年の営業スタートです。7日は福袋をご用意してお待ちしています。今年は5000円、1万円、1万5000円の3種をご用意(税別)する予定。例年通り、コプスの福袋は中を見てお選びいただけますので、気になるものが入っていたらお得にお買い求めいただけるかと思います。なお、当日は現金のみのお取り扱いとなりますのでご注意くださいませ。例年、オープン前に並んでくださる方がいらっしゃいますが、ご入店の人数制限することになるかもしれませんのご了承くださいませ。
福袋もですが、新入荷も忘れずチェックしてくださいね。
【入荷情報】増渕篤宥さんの耐熱器
あたたなかせいか、すっかりお正月気分も抜けつつありますが、ゴハンだけは相変わらずハレの日仕様。まだまだ普段の地味な食卓に戻せずにいます。一昨年の企画展で好評をいただいた増渕さんの耐熱器が入荷しました。一見飾り気のない器ですが、料理を美味しく見せる力強さがありリピーター続出。追加のご要望をいただきながら大変お待たせしていました。入荷アイテムは、小さなココットからオーバルのグラタン皿まで。直火にも使えますので、フライパンのように直接炒めても大丈夫です。8寸皿も耐熱ですが、普通にプレートとしても活躍。ハンバーグや肉じゃがなど、どんな料理とも絶妙にマッチする、働きものの器です。まだまだ寒いこれからの季節にぜひ、一度使ってみてくださいね。
【入荷情報】沖澤康平さんのガラス
あけましておめでとうございます。あたたかなお正月、今年はどんな一年になりますでしょうか。さっそく入荷のお知らせ。新年にふさわしく清々しいガラスの作品です。
飛騨の古川で制作されている沖澤康平さんはコプス初登場の作家さん。吹きガラスでつくる作品は、型吹きのグラスや、ワイングラスなど自宅でも使わせていただいていますが、使うほどに日常に溶け込む絶妙の存在感。
作り手の主張を必要以上に感じさせることなく、手仕事のぬくもりとプロダクトのような端正さを両立していて、まさにスタンダードと呼ぶにふさわしい逸品です。厚みのある輪花のプレートもガラスならではの魅力を楽しめるアイテム。昨秋に工房にうかがいましたが、色づきはじめていた里山は今ごろ雪景色に変わっているのでしょうか? 鮮やかな景色が、沖澤さんのクリアなガラスとともに美しく記憶に刻まれています。あらたな作品が加わった新年、コプスもさらにパワーアップしそうな予感。今年もどうかよろしくお願い致します。
【イベント】「東京ワイナリーの夕べ」ご報告
冬のおくりもの展の最後は「東京ワイナリーの夕べ」を開催。2度目の冬を迎えた東京ワイナリーのワイン5種を飲み比べつつ、スノウドロップさんの料理とともにお楽しみいただきました。
東京ワイナリーの越後屋さんも来ていただき、ワイン作りのお話しをしていただきました今年は東京産のぶどうを使ったワインもいくつかつくられたそうで、ラベルも東京ばジョンが登場!さまざまな挑戦をしながら東京ワイナリーの活動を広げていらっしゃるようです。ということで、東京ワイナリーの夕べをもちまして「冬のおくりもの展」は終了。早いですが今年の営業も、これにて終了です。今年も一年、ありがとうございました!
【商品紹介】「冬のおくりもの」赤飯堂の紙もの
おくりものをするときにちょっとひと言添えたり、お礼のお手紙を書くときに重宝しているのが赤飯堂の一筆箋や便箋です。赤飯堂さんの写実的な描き方はリアルにして詩的。さくらや水仙、梨といった季節感あふれるものだけでなく、じゃこご飯やキャベツ、生姜、ジャガイモなどモチーフもユニーク。一枚の絵としての魅力を備えているので、眺めているだけで絵の世界に引き込まれそうです。
ぽち袋もお札を三つ折りに、二つ折りにするタイプから、封筒型と幅広くぽち袋っぽく見えないのもいいですね。これだけの種類が揃うのもめったにない機会ですので、ぜひこの機会にいろいろ選んでいただけると幸いです。
おくりもの展は19日(土)まで。終了後の20日(日)〜1月6日(水)まで、冬休みをいただきますのでご了承くださいませ。
【冬のおくりもの】小川麻美さんの器
今日はコートを脱ぎたくなるほどのあたたかさ。12月と思えない気候ですが、明日からは冷え込む予報です。
今回、冬のおくりもの展にご参加いただいた陶芸家の小川麻美さんは、2年前からご紹介してすっかりcopseの定番となった作家さん。シンプルですが和洋を問わず使い勝手のよさでリピーター率は随一といっていい存在です。今回お願いしたのは、小川さんの干支の置物をご紹介したかったから。昨年買わせていただいた羊はとても可愛らしくこの1年、我が家の玄関で訪れた人を迎えるアイテムとして飾らせていただきました。来年の干支のおサルさん、表情豊かでとってもユニーク。ひとつでも可愛いですが、いくつか組み合わせても面白いですよ。座姿のお申さんを円座にすると、なんだか秘密会議をしているよう。笑 このほか、これまでご紹介したことのなかった耐熱器や土鍋もご紹介。直火にかけられるシンプルなプレートもあり、おすすめです。気がつけば今年の営業もあと3日!となりました。明日、しめ縄やシュトーレン追加で入荷の予定です。どうかみなさま、お忙しい時期かと思いますがお寄りいただけると幸いです。
*19日の東京ワイナリーの夕べは、まだ若干空席あります。ワインとお料理のマリアージュをお楽しみに! お申込みお待ちしております。
【冬のおくりもの】stoffa
あたたかな日が続いていますが「冬のおくりもの」展、いよいよ19日までとなりました。イチオシのstoffaさんのアイテム。なかでもウールのマフラーや靴下、ショールはこれからの季節にぴったり。なんとstoffaさん、羊毛から糸をつむぐところから作っているんです。毎日少しずつ紡いだ糸を、マフラーや靴下は手編みして、ショールは手織りして。完成するまでの道のりを思うと気が遠くなりますが、手紡ぎの糸は空気を含んでいるから、ふっわふわ。靴下やマフラーはもちろん、薄手のショールもふわりと羽織るだけであたたかく、幸せな気持ちに包まれます。人気の裂き織りバッグは鮮やかな色合いが装いのアクセントにぴったりです。
そしてそして、今年最後のランチはトマトクリームカレー。やみつきになる美味しさ! 19日までご用意してお待ちしています(16日はお休み)。
【企画展】五感で楽しむ「冬のおくりもの」展
季節外れの暴風雨に驚きましたが、開店のころにはお天気も回復。「冬のおくりもの」展2日目、今日もたくさんの方にいらしていただきありがとうございます。
申(さる)のオブジェをじっくり選んでくださる方、stoffaさんの手紡ぎ手編みのくつ下やショールのふっかふかの手触りに驚かれる方、handmade candle lifartのクリスマスキャンドルの香りを楽しまれる方、まさに五感で楽しんでいただける展示になりました。明日はcopseオリジナルのシュトレンやクリスマスクッキーの販売。シュトレンはノンシュガー、ノンオイル、ノンアルコールのオールベジ!しかも800円とお手ごろ価格!お取り置きも可能です。ぜひご賞味ください。
明日10日〜「冬のおくりもの」展
霜が降りて冷え込んだ今朝、三宝寺池から湯気が立ち上っていました。いよいよ明日から「冬のおくりもの」展です。今回は親しくしていただいている作家さんが多く、直接届けてくださる度に話し込んでしまうことがしばしば。つかの間の時間でしたが、一年を振り返りながらしみじみ。いろんな意味で一年の最後にふさわしい展示になりそうです。なにより、あたたかなアイテムがずらりと揃って、準備しているだけで幸せな気持ちに。小川麻美さんの申(さる)のオブジェは、なんともリアルでふと目が合ってドキッとするほど。サル山を作りたいくらいです。笑 そのほか耐熱の器からバッグ、手編みの靴下まで、欲張りなラインナップになりましたので、どうか楽しみにいらしてください!
*今週のランチはお休みです。
参加作家/stoffa(裂き織りバッグ、ストール、マフラー) sui(手編み靴下) handmade candle lifart…(アロマキャンドル)小川麻美(耐熱器とオブジェ)八木橋昇(耐熱器と土鍋)赤飯堂(紙もの) ドライフラワー グリュ(リース、しめ縄)
*13日(土)はオリジナルシュトレン販売
*17日(木)のしめ縄講座と19日(土)の「東京ワイナリーの夕べ」はまだ募集中です!
【企画展】12月10日〜「冬のおくりもの」展
いよいよ12月に突入しましたが、暖冬のせいかいまいち盛り上がりに欠けますね(私だけ?)。来週10日(木)〜今年最後の企画展「冬のおくりもの」展を開催します。おくりものの季節にお世話になった方へ、自分へのご褒美におくりたい品々をセレクトしました。裂き織りバッグや手紡ぎ手織りのショールやマフラーをつくるstoffaさんは2年ぶりのご紹介。アロマキャンドルのlifart…さんからはクリスマス限定バージョンが、ドライフラワーグリュはリースやしめ縄をご用意くださいます。
陶芸家の小川麻美さんと八木橋昇さんは耐熱器や土鍋。小川さんの干支の置物も楽しみです(写真は今年の羊)。suiさんの手編み靴下ははじめてのご紹介。盛りだくさんな展示になりそうで楽しみです。
13日(土)はcopseオリジナルシュトーレンとクリスマスクッキーの販売、最終日の19日(土)の夜は「東京ワイナリー」のワインを楽しむ夕べも予定しています。東京ワイナリーさん、2度目の冬を迎えてますます美味しいワインを仕込まれています。忘年会気分でご参加ください。
参加作家/stoffa(裂き織りバッグ、ストール、マフラー)sui(手編み靴下)lifart…(アロマキャンドル)小川麻美(耐熱器とオブジェ)八木橋昇(耐熱器と土鍋)赤飯堂(紙もの) ドライフラワー グリュ(リース、しめ縄)
12月13日(土)
「copseオリジナルシュトーレンとクリスマスクッキー販売」
12月17日(木)、18日(金) 各10時〜
「亀を編み込んだしめ縄づくり」
参加費¥3100
*18日は満席となりました。
12月19日(土) 19時〜
「東京ワイナリーのワインを楽しむ夕べ」定員8名 参加費¥5000
*お申し込みおよび詳細は店頭もしくはcopse <info@copse.biz>までお願いいたします。
【入荷情報】chicu+chicu 5/31
たぶん一番着ているんじゃないかと思う私の日常着。山中とみこさんが手がけているchicu+chicu 5/31の服が、ほんの少しですが入荷しました。生成りのリネンのワンピースは前後、どちらを前にしてもOK。ボタンをはずしてコートのようにも着こなせます。ショート丈の白い丸えりのシャツもきりりと素敵です。chicu+chicu 5/31は今年から埼玉のsenkiyaさん内に毎月1日〜7日限定オープンの直営店を始められました。制作をしながら、地方を含め展示会もこなしながらなので1週間が限界なのだそう。小さなスペースですがとみこさん厳選のゲストとコラボされて毎度、見逃せない充実の展示をされています。が、senkiyaさんは最寄駅から1時間に1本しかないバスを目指してたどり着くハードルの高い場所。そうそう気軽に足を運べずにいました。昨日、思い切って車で出かけたらなんと大泉から30分で到着!こんな近所だったんだと急に身近な場所になりました。ということでsenkiyaさん素晴らしく理想的な場所なのでぜひ、訪れてみてください(copseのお客さんと遭遇したこともあります。笑)。ちなみにchicu+chicu 5/31さんは来年2月末の個展をしていただきます!新作もたくさん並ぶ予定で、どうかお楽しみに!
明日からのランチはルッコラと塩豚のペペロンチーノ、かぼちゃの豆乳ポタージュです。
【イベント】5周年の御礼
昨日はcopse5周年のお祝いをしました(今日29日は片付けのためお休み)。毎年、何周年とお祝いをしてきましたが、考えてみればいつもきていただいているお客さまにはあまり関係ことかもしれない。ただ自分たちにとってのひとつの節目。がんばったな〜と自分を褒めてあげたくなったりするけど、実際は5年前、はじめる前に想像してた姿に至っていない。5年たってもまだこんな程度かと思う。店を営業することがこんなに大変だと知らなかったとか、やり方が悪いからといえばそれまでだけど、まだまだ道半ば。ただ、お店をはじめて、たくさんの出会いに恵まれたのはうれしい誤算だった。とくに週に3度のランチやイベントで、おいしい料理をつくってくれているスノウドロップの伊奈晶子さんとの出会いは大きかったと思う。ランチを目当てに来てくれるお客さんも増えた。衣食住を店にテーマにしたいと思っていたから、常にランチを出せるようになって、少しずつ理想のかたちに近づいた気がする。なにより、焼き菓子担当、お店番ほか、さまざまな場面でサポートしてくれているメンバーに恵まれたから、ここまでやってこれた。仲間がいれば苦労は半分、喜びは倍になる。仲間がいるって本当に素晴らしい。
5周年の記念に中山うりさんにライブをお願いしたのは、「石神井川で会いましょう」という歌をここで聞きたかったから。石神井に暮らしたから店ができた、店をはじめたら友達がたくさんできた。石神井がすべてのはじまり。石神井川の源流、三宝寺池は木々が色づきはじめ、秋の装い。石神井が少しでも素敵な場所になるように、6年目もがんばろう。
【入荷情報】おじろ角物店のかご
明日はいよいよ5周年記念ライブで、ドキドキしながら準備しています。そんな最中ではありますが、おじろ角物店の入荷のお知らせ。定番のかくものやトレイ、お茶カゴ、ピクニックかごなど。入荷のアイテムは下記です。
定番かくもの(#2、3、#4いずれも取ってあり)
定番トレイ(#4、#5)
お茶かご、ピクニックかご、買い物かご、角物お弁当ましかく2段
角物はフレームを作って編み上げる角ばったフォルムが特徴で、竹かごのなかでも高い技術と手間を要します。お弁当箱やお裁縫箱に、お茶セットをしまってダイニングのコーナーにと、いろんな使い方ができそうです。久々に拝見するとあらためて簡素な造形や編み込みの美しさに惚れ惚れとします。
通販にも対応していますので、気になるアイテムがありましたらcopse <info@copse.biz>にご連絡くださいませ。
*明日28日はライブ(チケットは完売)と18時〜のパーティのみオープン(パーティはどなたでも参加いただけます)。29日(日)は臨時休業となりますのでご注意ください。
【仁城義勝展】御礼
仁城義勝展、21日の昨日、盛況のうちに終了いたしました。古臭い、敷居が高いと敬遠されがちな漆。どれだけの方がいらしていただけるのかと不安だらけでしたが、連日たくさんの方にお越しいただけて驚きました。うれしい悲鳴。ありがとうございます。「これから継続して扱われるんですか」と常連のお客さま。オープン以来、いつも片隅でご紹介していたのですが意外と存在に気付かない方も多かったようです。それでも、お椀やプレートなど一部しかご紹介できなかったので、スグレモノの入れ子のお重をはじめ、大きなお皿やお盆など見て、たくさんの作品を見ていただける貴重な機会となりました。バリエーション豊かな作品づくりの背景には、無駄なく木取りし、入れ子椀にしたり端材を箱ものにされるなど木の命を無駄なく使いたいという思いがあります。日常の道具として器をとらえ、木を守るだけ最小限に漆で仕上げた、潔いまでにシンプルな器。ものづくりの原点に触れた気がする9日間、5周年の記念にふさわしい日々となりました。貴重な機会をいただきました仁城さん、ありがとうございました。
*本日22日(日)はお休みをいただきます。次回の営業は26日(木)です。
【仁城義勝展】21日まで!
仁城さんの器展の今週は、21日(土)まで休まず営業。仁城さんはおかえりになりましたが、お茶目な写真とともに迎えてくださいますのでぜひいらしてください。木を削る前に、前掛けをされているときの瞬間。あたたかく飾らないお人柄が滲み出たお気に入りの一枚です。当初は悩みながらディスプレイしましたが、こうして仁城さんや工房の写真を一緒に展示させていただくことで、器が生き生き輝き始めた気がします。単なるモノではなく、命を宿したひとつの生き物のような感覚。丸太から木を仕入れて、大切に気取りして、木を削り、漆を塗って仕上げる。シンプルで美しい器はもとより、仁城さんのものづくりを含めてご紹介したいと思っていたので、思いが詰まったものづくりを感じていただける展示になったように思います。
先日は来月、入籍されるカップルが記念にお椀を買いたくて、とご来店。入籍の記念に毎日使うお椀を一緒に選ぶって素敵ですよね。二人であれこれ選ぶ姿も微笑ましく、シンプルなお揃いのお椀を選ばれました。万が一、割れたり欠けたりしても補修していただけるので、安心してどんどん使っていただきたいと思います。
漆の器でお出しするランチも好評。いつものランチが料亭のご飯のように上品かつ豪華に見えますね。漆の陰影のなか料理が美しく艶やかに浮かび上がらせる様子を見ていると、漆に勝る器はないと思わせるほど。あたたかな料理のときも手にやさしく、口当たり良く、手に軽やか。やはり漆は器のなかの器、器の王様なのかもしれません。ランチは会期最終日の21日(土)までご用意していますのでお楽しみに!
仁城さんのお話し会ご報告
仁城義勝展は連日、たくさんの方にお越しいただき盛況をいただきありがとうございます。遅くなりましたが、先日の仁城さんのお話し会のご報告。仁城さんが漆の器をつくられるようになった経緯、山や木といった自然をみて美しいと思うのと同じように誰にでも好まれ、世代を超えて使い続けてもらえる木の器を作りたいと思われていることなど、お話しくださいました。お話しをうかがいながら、漆の器で夕食会。
スタートは7寸皿に柿の葉寿司と生姜の甘酢漬け、春菊とえのきの梅和え、次はかぶら蒸し、大皿にルッコラとえんどう豆のかき揚げを。
最後にサツマイモご飯と粕汁。
お椀でご飯をいただくと、ふっくらおいしくいただけると、お客さまから聞いていましたが、最後まで粒が立ったままで、お椀がおひつのような役割をするのだと実感。仁城さんのお知り合いの新亀酒造さんが贈ってくださった極上のお酒のおかげもあり、人生相談から政治まで話題は尽きることなく大盛り上がりなひとときとなりました。お話しの端々に、仁城さんの自然への思いや消費を続ける社会への懸念の言葉があふれます。使い手である私たちが何を選び、どのような社会を次の世代に渡したいのか。シンプルな器を前に、日々をどう生きるかということに気づかさた気がします。
21日(土)まで休まず営業しています。明日からのランチ(18日除く)でも仁城さんの器でお出しする予定です。メニューはきのこのおこわ/鶏団子汁/白和え/大学芋/大根ステーキです。
【展示会】仁城義勝展、本日初日!
気がつけば日付が変わっていました。本日12日(木)、仁城義勝展初日です。ようやく、どうにか設営終わりましたが、すいません、今回のディスプレイはとても難しいかったです。色調が統一されているせいでしょうか。どうすればひとつひとつ魅力的に見えるのか悩みながら、まだ答えを探している感じ。
5年の間にいろんな企画展をしてきましたが、やはり漆の存在感は別格なのかもしれません。正直、漆は難しいです。傷つけないよう気を使うし、他の器と取り合わせが難しく、しかもほかの器に比べて買ってもらえる機会が少ない。要はcopseのような雑多な店に漆は合わないのかも、諦めたほうがいいのかな、なんて考えたことも5年の間に1度や2度はありましたでも仁城さんの漆の魅力を伝えたい、気軽に使えて、使うほどに艶やかであたたかみに満ちた、こんな漆があるんだ〜と知ってほしいと思った。一見、ちょっと物足りないくらいに素っ気ないけれど木目がだんだんと主張して個性を発揮するのもいい。漆ってこれでいいんだ!と、きっと多くの人が思うはず。
仁城さんのご用意くださった〝漆器の取り扱い〟の紙に書かれている言葉。
「あまり難しく考えなくていいと思います。目安としてはご自身の手と同じ程度にいたわってやることだと思います。たとえばザラザラしたタワシでは、ご自身で不快感を覚えるように、器たちも同じです。無難な方法としてはアクリル毛糸で編みこんだタワシを使い、湯洗いして(手に無理のない温度)やるといいと思います。洗剤を使わなくても油分まできれいにできると思います。洗ったと、乾いた布巾で拭いてやれば大丈夫です」。
おおらかなお人柄が行間から溢れ出す。難しく考えなくていいんです、が仁城さんの口癖。晴れの日のもの、と思われがちな漆を、日常の道具にした仁城さんの功績はとても大きいんじゃないかと思っている。でも、やっぱり難しかったなあ。仁城さんにご相談してみよう。初日から長文失礼いたしました! 本日、仁城さんとともにお待ちしていますので、いらしてくださいませ。お待ちしております!
*copseに初めてお越しの方は大泉学園駅から道のりブログをご参照ください→● 大泉学園駅より徒歩約10分。車でおこしの方は近くのUR団地パークサイド石神井の5号棟付近に8台分のコインパーキングがあります→☆
仁城展まであと2日!
仁城義勝展がいよいよ12日からに迫りました。仁城さんから届いた作品をひたすら開梱。お盆だけでもこのバリエーション(写真右)!小さな器から大きな鉢もの、お重も四角いものから丸いものまで圧巻です。しかも、作業中の雑多な店内に仁城さんがわざわざご来店くださいました。昨日まで滞在されていた京都から到着された足でいらしてくださったとのこと。しかも冷たい雨のなか。明日は埼玉のギャラリーに在廊され、12日と13日はcopseに、そしてまた週末は京都だそう。還暦を超えた方とは思えない疲れ知らずの行動力!荷を解くたびに店のなかが赤く深い色に染まっていくようで、これまでにないまったりとした空気が流れ始めています。明日また速報をお伝えしたいと思います!
<仁城義勝展>
11月12日(木)〜21日(土)*会期中無休
仁城さん在店日/12日、13日
仁城さんインタビュー
来週12日〜から仁城義勝さんの個展がはじまります。仁城さんの漆は5年前のオープン当初より扱わせていただいていましたが個展は今回がはじめて。漆というとよそゆきの器、ハレの日のものと敬遠する方も多いようですが、仁城さんの漆は日常の道具。木のあたたかさと美しさに満ちています。会期に先立ち岡山の工房にうかがい、仁城さんのものづくりの背景をうかがってきました。長文ですが、ご一読いただけると幸いです。
copse(以下c)—-仁城さんの器は木を削るところから漆まですべて手がけていらっしゃるのが特徴ですね。しかも丸太から仕入れて‥‥倉庫に膨大に保管されているんですね。
仁城—修行した富山の工房が丸太から仕入れて乾燥させるところからしていたので、僕には当たり前のことだと思っています。ただ丸太で購入しても5〜6年寝かさないと使えません。もちろん乾燥の過程で割れたり反ったりすることもあれば、製材してみると虫食いや腐っているところが見つかることもあったりで、正直歩留まりが悪いです。製材所からすぐ使える材料を買ったほうがよほど効率はいいでしょう。でも、丸太からつくることに意味があるような気がしているんです。製材するたびに木の命をいただいているという気持ちになり、命へのいとおしみが湧いてきます。自分の命は100年にもなりませんが木の命はもっと長い。丸太を前にすると、人間のエゴやおごりに気づかされたり、教えられることがたくさんあります。
c—木を無駄にしないよう、木取りにも配慮されているんですよね。
仁—丸太は薄い素材と厚い材料に製材します。厚い材料で椀や鉢物を、薄い材料はお皿を挽きます。製材するときにできる端材は四角いお重にします。お椀が売れるからといってお椀ばかり作ると端材が取れなくなる。わざと端を残すことで木を無駄なくつかうことができるし、バランス良くいろんな作品をつくることにもつながっています。もともと30年前に生地屋としてスタートして、最後まで自分で作りたいと思って仕上げ(漆)まで手がけるようになりましたが、やはり木をいかに大切にするかという思いがあります。
c—材料はトチと栗の2種類を使われていますね。
仁—木はどうしても存在感が主張が強いのですが、トチは木目が控え目ななので気に入っています、木目が静かだから漆で仕上げたときも漆を喧嘩しないでお互いが主張しすぎることがない。一方、栗は力強い木目が魅力。トチだけでは物足りないときに栗を少し使う感じですね。使えるものを作りたいという思いがあるので、自分が主張するようなものづくりが苦手で、素材の持っているものを生かして誰にでも馴染む姿にしたいと常に思っています。
c—仁城さんの漆はシンプルですが木目が透けて見えて、それがひとつひとつの個性となっている気がします。
仁—手を加えすぎないようにして、完結する前の一歩引いた状態にして仕上げるようにしています。完結してしまうと料理を入れたときに器が勝ってしまう。逆にぼけてしまうと料理まで殺してしまう。あくまで主役は料理で器はそれを支える存在なんです。「つくることをつくらない」というか「つくるらないことをつくる」のが僕の目標なんです。繰り返しになりますが、主張をできるだけ消したい。僕が僕がという存在をつくりたくないし、そんな人生もまたつまらない。ただ凡々としているだけでいい、精神的なつながりが根っこにあればそれで十分ではないかと思っています。
c—つくられる器は定番の形が基本になって、後から同じものを買い足せるのも魅力です。
仁—自分で考えて形を生み出したというより、要望されたり、木の出会いから少しずつ増えてきましたが、定番のアイテムをつくるだけ。毎年新作を発表するようなこともなく極めて地味なものづくりです。器は使う人のもの。料理を盛り付けて初めて完成するものであってほしい。オブジェやアートとは違う、あくまで生活の道具を目指しています。じゃあ、ただの容器でいいかというと、それは違います。〝器〟という言葉は大器晩成とか、あの人は器が大きいとか、人と同義語として使うことがありますよね。機能だけではなくそこにに精神性が加わってはじめて器になるのではないかと。単なるものとして扱ったら精神性は失われてしまいます。これは使う人の問題ではなく、つくる者の問題。木のように個体として完結しているものを扱う場合はなお、そういう気持ちで向き合わなければならないと思っています。
c—これまでお椀やお皿など、アイテムの一部しかご紹介できてないので、今回は幅広い作品を見ていただく機会をいただけ本当に楽しみです。
仁—冬の間に荒取りや木取りをして、その後7月ごろまで木地づくり、夏は漆塗りをして秋は販売と、3ヶ月ごとにそれぞれの作業に集中します。一年のうちほとんどこもっていますが、秋はあちらこちらにおじゃまして、各地でみなさんにお会いするのが楽しみです。お店(copse)うかがうのは初めてですが、どうかよろしくお願い致します!
*仁城さんは12日と13日に在店くださいます。13日18時半〜仁城さんのお話会も予定しています(食事つき、¥2000+tax)。仁城さんからものづくりのお話しをうかがえる機会にぜひ、いらしてくださいませ。
*今週は通常営業。土曜までのランチはじゃがいもの煮っころがし/ブロッコリーの豆乳スープ/ピーマン丸焼きなど。来週のランチはお休みです。
【ワークショップ】11月のマンスリー講座
すっかり日が短くなり秋の深まりを感じます。ハロウィンも終わり、早くも街ではクリスマスの準備が始まったようです。例年好評をいただいているドライフラワーgureのクリスマスアイテム。今年はリースとツリーの2種類をご用意くださいました。枯れ枝にサンキライやバラの実などをアクセントにしたリース(直径約30㎝)は、シンプルなデザインながら、凛とした冬枯れの木立の気配が漂います。唐辛子の赤を効かせたツリー(直径18×高さ50㎝)はヒバや白妙菊がアクセント。個性的なツリーが加わればクリスマスが一層、盛り上がりそうですね。オーダーいただけましたらこのままご購入いただくこともできます。なお、ドライフラワーグリュさんはご自宅でもレッスンをされていますので、日程が合わない方はチェックしてみてください→◎
<11月のマンスリー講座>
日時/11月26日(木)10時〜(所要時間約2時間)
参加費/枝のリース¥4150+tax 唐辛子のツリー¥4400+tax
リースかツリーのご要望とともに店頭もしくはメールcopse <info@copse.biz>にてお申し込みくださいませ。