秋谷茂郎さんのポットとカップ
先日、4ヶ月の赤ちゃんを連れてTさんがいらしてくださいました。都心から電車を乗り継ぎ、ベビーカーを押して。
はじめてお会いしたのは2年ほど前、上のお子さんのベビーマッサージに参加してくださったのがきっかけでした。ランチに来てくださったり、ワークショップに参加されたり。来月からお仕事をはじめるそうで、「今のうちに好きな場所にに行っておこうと思って」と、copseに来てくださったのでした。
貴重な時間をわざわざ……、ありがたいのはもちろんですが、申し訳ない気持ちになりつつ、そんな風に長くおつきあいくださるお客さまがいることが本当にありがたく思います。仕事の合間のコーヒーブレイクにと、ご購入くださったのが秋谷茂郎さんのマグカップでした(左上)。ニュアンスのある青彩がお気に召した様子。
これは素焼きした後、黒泥を塗り、さらに栗皮灰釉を掛けて焼くことで、深い森を思わせる繊細なブルーに仕上げたもの。青彩をはじめ粉引も、やわらかな肌合いに仕上げるのが秋谷さんの特徴です。とくにポットは、今回の企画展のなかでも一番人気で、たっぷりと入る大きさながら端正なフォルムを備え、水キレも抜群。フラットな蓋は内側を高くして落ちにくくと、細部まで丁寧に作られています。スープマグもこれからの季節におすすめのアイテムです。手にもやわらかな秋谷さんの器が、気持ちをリセットしてくれる大切な道具となりますように。Tさん、お仕事がんばってくださいね!
野村亜矢さんのカップ
一日雨のふるこんな日は、中休みのような静かな一日でした。早くお知らせしないとなくなりそうなので、野村亜矢さんの作品をご紹介。野村さんは愛知県安城市で作陶されています。以前、うかがったその工房は、お母さまが営む「花と器 野むら」の隣にあります→◎。ちょうど冬枯れの季節でしたが、きっと今ごろうかがえば広々とした庭がうっそうとした森のようになっているはず。静謐な佇まいの建物には、のどかな周囲とは異なる凛とした空気が漂っていました。野村さんは美大で陶芸を学ばれた後、瀬戸の陶磁器メーカーに就職されました。「でも轆轤の作品を並べると自分ものか、誰が作ったのかわからなくて」と、独立は轆轤をやめ、手びねりで作品をつくることにしたといいます。三角や四角の高台の器も手びねりだから生まれる造形。さらに表面に細かなキズをつけ石ころのような風合いを出すのが特徴で、手の跡が残る作品は、手にもなじみよく、素朴でいながらオブジェのようです。
轆轤のように数はできませんが、手間ひまかけてつくられた作品はふたつとして同じものがなく、異なるフォルムや色彩とともに使う楽しみとなります。野村さんには来秋、個展もお願いしていますのでどうかお楽しみに!26日(木曜)、27日(金曜)はランチ営業日です。週替わりは牛すじのクッパ!
鈴木環さんのポットとカップ
暑さ寒さも彼岸まで。雨の音で目覚めた今朝、寒さに思わず靴下を重ねばきして、白湯を一杯。久々の雨の朝、白々と明けていくグレートーンの白い空を見ながら、環さんの器の色に似ているなあとぼんやり思いました。
環さんいわく「もったりとした」質感を出したくて、フランスカオリンというフランスの白土を使って器を作られているのだそう。厚みのある白色ですが、下地に黒い土を使っているので、化粧土のムラがグレーのグラデーションを描きます。フランスカオリンをベースに化粧土を作り、500℃程度で焼き、さらに透明釉を掛けて仕上げます。
この透明釉をしっかり掛けるので、環さんの器は貫入が入ることなく、エビチリやカレーを食べても色シミの心配がないよう作られています。
個人的に、ヤカン形が好きなので、ヤカン形ポット(右上/8400円)に引かれたのが最初でしたが、フリーカップ(2100円)や円錐形のタンブラー(1890円)、マグカップ(2415円)なども魅力。そういえば、以前購入させていただいたヤカン形ポットの持ち手が、湯をたっぷり入れると手に少し負担を感じることをお伝えしたら、「ちょうどいま、少し太くしようと改良中」とのお返事。そう、ステンレスの取っ手まで自作されているのです。毎日の使用に耐え、現代の生活にあう器を常に追求されているのだと感じた瞬間でした。今回、出品してくださった直火用の土瓶(左/12600円)と、耐熱ヤカン(上/23100円)は、薪ストーブが似合いそう。残念ながら薪ストーブはないので、年期の入ったアラジンストーブにこの土瓶を掛けようと計画中です。
矢尾板克則 さんのポットとカップ
お天気に恵まれた三連休でしたね。貴重な休日、ポットとカップ展にお越しいただきました方に心より御礼申し上げます。お出かけされていた方は、日曜まで無休で営業中なので、まだ間に合いますよ。
今回は新潟県長岡市で作陶されている矢尾板克則 さんのご紹介。まるでパステル画のような作品は、乾燥前の素地にいくつもの色化粧土を乾かしながらマスキングや、針でひっかいて塗り重ねて作られています。
“矢尾板ワールド”とも呼ばれる独自の世界観は、ふたつとして同じもののない個性があり、毎日手にするだけでワクワクした気持ちになりそう。狭い店内にあふれるほどの作品のなかでもその存在感はひときわです。
ころんとしたフォルムのポット(15750円)や、手のひらにすっぽりと収まる全方位形の完璧なフォルムの急須(各14700円)は、まるでオブジェのよう。
フリーカップとしても活躍するそばちょこ(3150円)や、片口(4200円)も二つとして同じ絵柄がなくバリエーション豊か。マグカップは持ち手が太形と細形の2種ありますが(各4200円)、意外と太い持ち手が手になじみよくおすすめですよ。
手触りのよい質感も魅力で、現代アートのを思わせる抽象的な絵がアクセントになっています。表情豊かな作品を、ぜひ手に取っていただければ幸いです。
今週は明日24日(火)、25日(木)、26日(金)のみスノウドロップのランチ営業いたします。明日からの週替わりランチは冬瓜の牛もつのクッパ/オクラの茶碗蒸し/ナス南蛮/かぼちゃのナムルです。
十七夜
秋晴れの三連休。昨日は陶芸家の秋谷茂郎さん(右)と鈴木環さんが遊びにきてくださいました。
茨城で作陶されている環さんの、フランスのカオリンやカナダの珪石、ウズベキスタンの土など、世界各地の釉薬や土を使っている話や、庭で放し飼いしているヤギの話など、ほぼ環さんの独演会でしたが(笑)、楽しい話に笑いっぱなしでした。ありがとうございます。
夕方、氷川神社のBHB(ビューティフルハミングバード)のコンサートのお手伝い。こもれびの庭の建屋のなかに、ささやかなcopseバーをオープン。
スノウドロップの伊奈さんがガーランドを作ってくれたり、おいしいサンドイッチやピラフをご用意くださいました。なによりBHB、小池光子さんの声が秋の虫の鳴き声と響き合って、うっとり聞き惚れました。夜の森のコンサートいいですね。終了後はお二人を囲んでささやかな打ち上げ。十七夜に、すばらしい時間をご一緒させていただけうれしいひとときでした。
「ポットとカップ展」は今日も絶賛開催中。人気の秋谷さんのポットが日に日に少なくなっていますが、まだまだ素敵な作品満載!公園のお散歩ついでに、いらしてください。
*初めていらっしゃる方はこちらの駅からの道順をご参考に→◎
BHBコンサート
企画展「ポットとカップ展」の真っ盛りですが、明日は夕方から石神井 氷川神社にて行われるビューティフルハミングバード(BHB)のコンサートのお手伝い。主催のキュリアスさんのお誘いにて、スノウドロップと一緒にフードとドリンクをサーブします。昨日は満月で、冴えた空に煌煌と輝く月の光に吸い込まれそうでしたが、きっと明日もいい月夜になりそう。そんな夜空の下でBHBの歌声を聞けば、心が澄み渡りそうな気がします。行ってみたい!という方は、当日券(3500円)や立ち見席(2000円)のご用意もありますので、今からでも間に合います→◎ おいしいゴハンと飲み物もお楽しみに。もちろん、copseは5時半まで絶賛営業中なので、素晴らしいポットとカップの数々を見に来てくださいね。みなさま楽しい三連休をお過ごしくださいませ。
「ポットとカップ展」初日!
毎回、初日はドキドキのバタバタですが、
今回はいつもに増して。なんとか一日終えてほっとしています。企画展前日にも関わらず、昨日の今頃は←こんな状態でしたが、どうにか間に合いました〜棚!おかげで大量の作品をしっかり見ていただけるようディスプレイも完璧! なんとはなしに器屋らしくなりました。
昨日は安永正臣さんの焼締や白磁が到着、今朝は秋谷茂郎さんがポットやカップをご持参くださいました(右下)。
八木橋昇さんの器(左)も、見事に壁の色と溶け合って。終日、楽しみにしてくださっていたお客様が次々にいらしてくださいましたが、
「こんなにたくさん揃っているなんびっくりしました〜! どれにしようか迷ってしまう〜」といってくださり棚をつくってよかった。あ、もちろん素晴らしいのは、棚ではなく作品なのですが。それにしても、いつまでたってもぎりぎりのこの性格、なんとかしたい。
店頭ではMAMMOTH COFFEEのコーヒー豆も販売させていただいております。マイルドとダーク、100g各470円です。マイルドはコーヒーで、ダークはアイスコーヒーや豆乳ラテでお出ししておりますので、まず味わってみたいという方は、ぜひcopseでコーヒーブレイクを楽しんでくださいね。
<お茶にしませんか?〜ポットとカップ展>
9月19日(木)〜29日(日)*会期中無休
参加作家/秋谷茂郎、古賀雄二郎、鈴木環、野村亜矢、矢尾板克則、八木橋昇、安永正臣
*今週は企画展につきランチはお休み。来週24日(火)、26日(木)、27日(金)のみランチ営業いたします。
<9月~10月のcopseカレンダー>
明日から「ポットとカップ展」
台風一過。美しい夕映えとともに、さわやかな風に秋の到来を感じます。
あたたかな飲み物が恋しくなる季節。明日からいよいよ「ポットとカップ展」がはじまります。昨日から続々作品が到着。
早くも膨大なポットとカップに囲まれてあっぷあっぷしています。今回、初めてご紹介する矢尾板克則さんの作品(左)は、マットな色彩で手描きしたアーティスティックな作風が魅力。毎日使うものだからこそ、一点もののオリジナルを選びたいという気持ちになります。白いヤカン型のポットをはじめ、今回特別にヤカン(直火可能)も作ってくださったのは鈴木環さん(右)。
手びねりのフォルムが楽しい野村亜矢さん、野菜のポタージュ展でもご紹介した古賀雄二郎さんの黒釉のポットなどなど。どれもこれも魅力的なものばかりです。それぞれの作家さんについてはまた追々ご紹介させていただきます。
<お茶にしませんか?〜ポットとカップ展>
9月19日(木)〜29日(日)*会期中無休
参加作家/秋谷茂郎、古賀雄二郎、鈴木環、野村亜矢、矢尾板克則、八木橋昇、安永正臣
*今週は企画展につきランチはお休み。来週24日(火)、26日(木)、27日(金)のみランチ営業いたします。
『身軽に暮らす』
台風でどこにも出かけられない日曜日。せっかくの連休におすすめの本のご紹介です。『身軽に暮らす』(技術評論社刊)は、〜もの•家•仕事、40代からの整理術〜のサブタイトルの通り、年齢を重ねながらどのように生活を整え日々を充実させているか、第一線で活躍の方々を取材したもの。本誌でもご紹介されているCHICU+CHICU5/31の山中とみこさんが送ってくださいましたが、60代で実家のある熊本に戻られた吉本由美さん、一日の生活スタイルが美しく定まっている編集者の山崎陽子さん、クローゼットは白い洋服だけ!住まいの隅々まで美意識にあふれる山中さん、……登場する方はどなたも素敵で、自分に必要なものがはっきり、きっぱりしているのです。みずからを見極めているから、年齢を重ねるほどに素敵に生きることができるのだと思いますが、どうも我が身を振り返るとほど遠く。でも勇気を持って無駄なことやものを削ぎ落とし身軽になれば、少しはましになるのかも知れない、と本を読みながら思いました。本書の後半にはものを減らしたり片付ける方法が解説されています。人生の最期を迎えるための方法まで書かれていて、とても現実的。
40代まっさかりとなり、人生の後半を生きるワタシのこれからを考えるきっかけとなりそうです。本はcopse店頭でも置いてますので、お茶を飲みながら手に取っていただけます。ちなみにCHICU+CHICUさんのかぼちゃパンツとスタイのセットや授乳ケープもおすすめ。来春には、大好きな洋服も紹介させていただける予定です。
*本日、天候によっては早めに閉店させていただくこともありますのでご了承くださいませ。
<9月~10月のcopseカレンダー>
八木橋昇展
台風接近中の不穏な雲行きですが行ってきました、吉祥寺のpoooLさんへ。八木橋昇さんに会いに閉店後、自転車をぶっ飛ばして。copseでもお取り扱いさせていただいていますが、粉引や耐熱器など幅広い作品が並ぶ個展は圧巻でした。目に留まったのが新作の呉須(ごす)の色彩。衝動買いでピッチャーを購入しまいましたが、やっぱりいいな〜とほれぼれ。写真では伝わりにくいのですが、この深いブルーがとてもいいのです。土を足でこね、蹴轆轤で成型するのが八木橋さんの作り方。そのいかにも力強い作業を聞いて、勝手にマッチョな方を想像していたら、意外や意外。「お体に気をつけてくださいね」といいたくなるほど線の細い、やわらかな物腰のやさしいお方なのです。ということで八木橋さんは明日も在店されていますので、ぜひ会いに行ってみてくださいね。明日のお天気心配ですが、吉祥寺は秋祭りの真っ盛り。八木橋さんは来週19日(木曜)〜29日(日曜)のポットとカップ展にもご参加くださいます。それにしてもpoooLさんのDMはいつも素敵……見習いたい。そうそう石神井の名店、knulpAA galleryが来週21日(土曜)〜再スタートされます。新住所→東京都練馬区石神井町1-21-16。オープニングは安達健展。新店舗と共にこちらも要チェックです。
明日の日曜カフェは、栗ごはん。田舎(和歌山)から今朝届いた栗を使います。そのほか野菜の揚げ浸し、新じゃがの煮っころがしなど。雨の予報ですがお待ちしています。
<9月~10月のcopseカレンダー>
佐藤朗さんの出張写真教室
マガジンハウス『hanako』をはじめ、雑誌や広告で活躍されているカメラマンの佐藤朗さんに写真教室をしていだきます。以前、『anan』のカメラ特集で使いたいので、写真を撮らせてもらえますか?とふらりとやってきたのが出会いのはじまり。その後「ちゃが馬七夕」や「井のいち」でも出張写真館をしていただき、地元カメラマンとしてご縁をいただいています。
佐藤さんは、カメラマンとしてのお仕事以外に、写真教室Felica Spicoを主宰。著書『もっとおいしく撮れる!お料理 写真10のコツ』(青春出版社刊)もあり、毎回開催する教室が好評を呼んでいます。本の撮影にはスノウドロップの伊奈さんが料理制作で、copseも小物をお貸し出しするなどご協力させていただきましたが、ようやくcopseで料理と雑貨をテーマにした写真教室を開催することになりました。教室の紹介のために佐藤さんが写真を撮ってくださいましたが、このダークな雰囲気、とても好きです。素敵な写真のおかげで募集翌日に午前の会が満席になったので、急遽午後も開催することになりました。関西から!?わざわざ参加してくださる方がいるらしいのですが、写真のイメージと違う…とがっかりされないか心配しています。汗 でも実物以上に素敵に見せる、というのも写真の技であり魅力ですよね。語り出すと止まらない、熱血!佐藤教授の講義も楽しみです。午前と午後、それぞれスノウドロップの食事つき。午後の会も残席わずかになりましたので気になっている方はぜひ、ご予約ください。
今週のスノウドロップの週がわりランチは、たことすだちのパスタ/ヤンソン氏の誘惑(アンチョビポテトグラタン)/牛蒡とオリーブのサラダ/ピーナッツ南瓜のスープです。
<Felica Spicoの出張写真教室>
日時/10月22日(火曜)10時〜/14時〜(キャンセル待ちのみ受付中)
参加費/6000円(テキスト『もっとおいしく撮れる!お料理 写真10のコツ』代、食事代含む)
定員/各6名
*料理や雑貨の撮影について教わります。所要時間は4時間。カメラはコンパクトカメラやミラーレスなどなんでもOKですが、携帯(スマホ含む)のみは受け付けておりません。
お問い合わせとお申し込みは店頭もしくはinfo@copse.bizまで。
ポットとカップ展
今月19日(木曜)からポットとカップをテーマにした企画展を行います。題して「お茶にしませんか〜ポットとカップ展」。今回お願いしているのは秋谷茂郎さん、野村亜矢さん、八木橋 昇さん、安永正臣さんといったこれまでお世話になっている方に加えて、あらたに鈴木 環さん、矢尾板克則さんというベテランの方々にもご参加いただきます。矢尾板克則さんは、リネンの洋服をご紹介させていただいているヤオイタカスミさんのご主人さまですが、アーティスティックな作品をいつかご紹介したいなあと思っていたところ、機会をいただくことに。ポット(急須)は立体的なフォルム感があって、作る方によってカタチもさまざまなので、どんな作品が揃うか、いまからワクワクしています! マグカップやフリーカップ、湯のみなども多数到着する予定。狭い店内に、魅力的な作品がずらりと並ぶ充実の企画展になりそうです。
<9月〜10月のcopseカレンダー>
MAMMOTH COFFEEのコーヒー講座
竜巻が起こったり、台風が早々と消滅したり。なんだかヘンな天候が続きますね。
9月は「ポットとカップ展」を予定。久々に器の企画展です。9月19日(木曜)〜29日(日曜)の企画展に合わせて、30日(月)に開催するワークショップのお知らせ。
今回はcopseのカフェでもつかわせていただいている、上石神井のコーヒーショップ「MAMMOTH COFFEE」の店主、河野武史さんに出張していただき、おいしいコーヒーについて教えていただきます。ご紹介を兼ねて「MAMMOTH COFFEE」のご案内。青梅街道沿いにあるお店は、カフェも併設しています。通りを眺める窓辺にゆったりとテーブルがレイアウトされていて、さりげなくコーディネートされたアンティークの調度品がいい雰囲気。
「マンモスコーヒーのチーズケーキもおいしいよ〜」とウワサを聞いたので、コーヒーとケーキをいただくことにしました。まったり濃厚なケーキも、もちろん自家製。それにしてもマンモスさんのコーヒーは後味も絶妙。おいしい理由を尋ねたら「豆の鮮度にこだわっているから」なのだそう。店頭で、豆だけの購入も可能です。30日のコーヒー講座は、お店と同じくKONO式の淹れ方を教わります。おいしいコーヒーの飲み比べもしてくださるそうですよ。会期終了後ですが、展示はそのままご覧いただけますので器とコーヒーの両方、お楽しみに。
<MAMMOTH COFFEEのおいしいコーヒー講座>
日時/9月30日(月曜) 11時〜
定員/8名(満席になりました。キャンセル待ちのみ募集しています)
参加費/1500円
お申し込みは店頭またはinfo@copse.bizまでお願いします。
新米到着
今日から9月。朝から抜けるような青空が広がって、またもや猛暑日になりそうです。和歌山から熊野米の新米が到着しました。本日の日曜カフェはこの新米でランチをお出しする予定。地元•加藤農園で山盛りになっていたトウモロコシで炊き込みご飯にしたいと思います。ということで、トウモロコシごはん/ナスと豆腐の揚げ出し/かぼちゃとひじきのカレー炒め/焼き万願寺唐辛子/タコときゅうり、海藻の酢の物/モロヘイヤのみそ汁と、超和食なメニュー。夏バテぎみの方におすすめです。ちなみにお米は2kg1200円、5kg2800円。梅干しの製造過程で出る廃液を除草剤に使うなど、こだわっていますが、生産から流通までお米屋さんが主体に運営しているためお手頃価格になっています。カレンダーも9月〜10月に一新。9月は「ポットとカップ展」(9/19〜29)、10月はSARAXJIJI展(10/10〜20)を予定しています。詳細は追ってアップしますのでお楽しみに☆
<9月〜10月のcopse営業日カレンダー>
今週は葡萄サンドイッチ
今日からcopseは通常営業。木曜〜土曜のスノウドロップの週替わりランチは葡萄とクリームチーズ、ナッツのサンドイッチ/ナスと豆腐、自家製味噌のミートグラタン/ピーナッツかぼちゃの冷製スープなど。葡萄はなんと地元•大泉産! スノウドロップの伊奈さんが昨日、葡萄農園巡りをして手に入れた採れたて葡萄を使います。写真は練馬区で葡萄の栽培歴30年の武蔵野ぶどう園。相原弥平さんが「高尾」という品種を広めたのが始まりだったそう。葡萄はこれからの季節かと思いきや、収穫は終わり間近という、貴重な逸品。太陽の光をいっぱいに浴びてできた旬の味わいを、ぜひ楽しんでみてくださいね。今週末は和歌山から「熊野米」の新米も到着する予定です。和歌山もお天気続きで昨年より味も収穫量もアップしているとのこと。まだまだ暑い日が続きますが、空にはうろこ雲。暑くても確実に季節は移ろっているんですね。実りの秋はもうそこまで来ています。
<8月〜9月のcopseカレンダー(家マークは営業日)>
夏休みのご報告
2週間の夏休みをいただきましたが今週木曜からcopseは再開します。東京を離れあちこち遊び歩いたせいか、未だいつものペースを取り戻せず。休みすぎてぼーっとしています。
しかも、喉が枯れてしわがれ声。しゃべりすぎなのか、怒鳴りすぎなのか(笑)、休み明けは声が枯れていることが多い気がします。休暇のついでに、和歌山•熊野の「子ども民宿」を尋ねましたので、今日はそのレポート。
熊野川を渡り細い山道を登りながら不安になったころ、ぽっかりと拓けた山の中に、その民宿はありました。古民家の前庭に畑が広がる光景を眺めていると、時間が止まったような不思議な気持ちがするくらい。
ちょうどお客さんが到着したばかりの忙しいなか、FEVE CAFE小野かずみさんとセイジくんが出迎えてくれました。6月に来てくれたときとは打って変わって、日焼けして真っ黒になっていました! かまどのおくどさんや、木のお風呂も見せていただきましたよ。子どもは気がつけば虫を追いかけたり、ヘビの脱皮を見つけたり、あちこち走り回っていました。何がある訳ではないけれど、山と一体となった自然すべてが子どもの遊び場なんですね。来年は、わんぱく仲間と泊まりに行きたい!と思いました。子ども民宿は9月23日まで営業中。これから夏休みの方も要チェックです。
<8月〜9月copseカレンダー(おうちマークの日はオープン)>
夏休みのお知らせ
昨日の凄まじい豪雨にびっくり。1cmほど空いていた窓のスキマから、いつの間にか雨が吹き込んで部屋の片隅がびしょぬれになっていました。台風並みの嵐でしたね。ひと雨ごとに涼しくなってくれればよいですが、まだまだ猛暑は続きそう。 写真は日曜のランチのカッペリーニです。ちゃが馬で出した料理と同じ……と思いながら、あまりの猛暑につるりとした料理しか思い浮かばず、ワンパターンですいません。しかしながら、加藤農園の完熟トマトのおいしさは格別。真夏のこの時期だけの楽しみです。さて、今週からcopseは夏休み。2週間の夏休みをいただきます。次の営業日は8月29日(木曜)です。長いお休みをいただき恐縮ですが、久々の休暇を満喫したいと思います。
今週は「冷や汁定食」
今週のスノウドロップの週替わりランチは「冷や汁」が登場。たっぷりのすりゴマが入った冷たい汁に、麦ご飯を入れていただきます。簡単にいえば、みそ汁ご飯。うちの息子がよくやります。今朝も「ご飯食べたくない〜」といいながら、炊きたてのご飯を、みそ汁にドボン。笑 そんな自然反射的な発想から生まれた料理なのでしょう。さらさらとのどごしも心地よく、ゴマや味噌の風味が食欲をそそる料理は懐かしく、ほっとする味わいがします。肉詰めゴーヤやナスとオクラのバジルソース掛けといった料理と共に。猛暑の日々ですが日曜まで営業していますのでぜひ、いらしてくださいませ!来週からcopseは夏休み。休み中は東京を離れてリフレッシュする予定ですが、イベントのお知らせです。
8月19日(月曜)に三宝寺池の自然観察会があります。案内役は“やとじい”こと区学芸員の平田英二さんと、「石神井公園野鳥と自然の会」の久保野隆一さん。朝9時半に「石神井台みどり地域集会所」に集合して、三宝寺池の成り立ちのお話をはじめ、貴重な野鳥と昆虫の写真と解説をうかがったあと、三宝寺池を散策するというもの。なんと三宝寺池には3万年前の氷河期から生き残ってきた草木があるそうですよ。身近な公園の成り立ちと共に、公園のすぐ脇に計画されている40m幅の道路「外環の2」の問題を知ってもらおうという企画。お申し込みはcopseでも受付中。休暇中で参加できず残念ですが、とても興味深いイベントなのでぜひ参加してみてくださいね。
夏の夜の夢
昨夜の「ちゃが馬七夕」は、たくさんの方にご来場いただき、御礼申し上げます。相変わらず準備に手間取ったりしましたが、今年は早々に浴衣に着替え、写真を撮る余裕もありました。新緑の光あふれる「井のいち」もおすすめですが、夜風に吹かれてほろ酔い気分になれる「ちゃが馬七夕」もいいですね。ちゃが馬を編む人々で埋め尽くされた「井のいち文庫」も、灯りに照らされていい感じ。子どもから大人まで楽しめる神楽殿のライブは、森に包まれたステージが幻想的で、森に音が吸い込まれていくよう。
祭りのあと、神楽殿のちゃが馬が、静かに光に浮かんでいました。そうそう、井のいち文庫前で、ちょうどセミがう化している様子を目撃。白く透けた羽のセミが少しずつ羽を広げる様子を、子どもたちだけでなく大人も夢中になって見ていました。今朝、元気なセミの声を聞いて「昨日のセミじゃない!?」と息子がうれしそうに姿を探していました。夏の夜の夢のようなお祭り、早くも石神井の夏の風物詩になりつつあるようです。
*8月15日(木曜)〜25日(日曜)は夏休みをいただきます。休み明けの営業は29日(木曜)です。長期間、勝手をしますがご了承くださいませ。
今夜は「ちゃが馬七夕」
朝から「ちゃが馬七夕」の準備に朝から膨大なトマトと格闘。石神井産の完熟トマトでつくるカッペッリーニや、クスクス入りのラタトゥイユと、トマトづくしのメニューです。石神井氷川神社に電車でお出かけの方は、大泉学園駅で下りていただきcopseを経由して三宝寺池を散策しながら神社に向かうルートがおすすめですよ。今日のcopseは17時で閉店させていただきますが、17時までランチも含め通常営業していますので、ぜひお立ち寄りくださいね。昨日は着物展のときにお買い上げくださった仕立て上がりの着物を取りに、Aさんご夫妻がわざわざ浴衣でご来店。休日は着物で過ごされているそうで、お二人の素敵な着こなしに思わず見とれてしまいました。今日こそ浴衣!と私も楽しみにしています。
<ちゃが馬七夕>
日時/8月4日(日曜)17時〜21時
場所/石神井氷川神社
*8月15日(木曜)〜25日(日曜)は夏休みをいただきます。休み明けの営業は29日(木曜)です。長期間、勝手を申し上げますがご了承くださいませ。