しめ縄づくり
先日しめ縄づくりのワークショップをしました。講師は雨宮ゆかさん。しめ縄は五穀豊穣を願うため張られるものでもあり、本来稲わらでつくるのが正式ですが、今回は編みやすいラフィアを使って行いました。ひとつにまとめて編み上げる作業を続けるだけで気持ちが集中します。梅柄のお飾りもつけて、松やとうがらしなど赤やグリーンをプラスして完成しました。つくる人によって雰囲気もさまざま。太めに編んだ方のリースは力強く、松を沿わせてレイアウトするとリースのように。個性豊かなしめ縄ができました!
できたしめ縄はもちろんですが、つくる作業がとても充実した時間だったようで「これからしめ縄は買うより、つくりたい!」という参加者も多々。地方によってしめ縄の形がいろいろあるように、一年の無事を感謝しながら自分の家のしめ縄を自分で編むのがもしかしたら正しい年越しの方法なのかもしれません。
今夜のバール
今夜のバールのメニューが届きました。
- ルッコラと野菜たっぷりミートソーススパゲティ 800円
- ゴボウ入りクリームソースのポットパン 600円
- きのこバルサミコソテーオムレツ 600円
- バーニャカウダ 700円
- 白豆とレバーのペースト 600円
- 薩摩芋とジャガイモのフライ 500円などなど
ハーベストさんで焼いてもらっているサンタの帽子型パンでつくるポットパンも人気! ビオワインも少しずつですが厳選した品を揃えています! 静かな光の下でゆったりおくつろぎください。
明日、日曜カフェのランチは蒸し野菜、れんこんハンバーグ、キャベツのポタージュ、パエリアご飯を予定しています。
*年内の営業は12月23日(日曜)まで、年明けは1月10日(木曜)からの営業となります。長いお休みをいただくことになり申し訳ありません。
12月11日のスノウドロップ
明日のスノウドロップのメニューです。またまた豪華な組み合わせ、楽しみです。
芋入りロールキャベツ
ミネストローネ
春菊と水菜のサラダ ベ-コン柚胡椒ドレッシング
きのこのおこわ
ランチにも、ビオワインやホットワインのほか、すっかり定番になったナギサビールも合わせてどうぞ。
今夜、バールで。
土曜の夜はバール営業中の12月。スノウドロップから今夜のメニューが届きました。
- 白豆とレバーペースト(600円)
- くせになるほど絶品のバーニャカウダ(700円)
- ハーベスト製のパンでつくる柚子クリームグラタンのポットパン(600円)
- ささみらっきょカツ人参白みそドレッシングのサラダ(700円)などなど
お酒がすすみそうなメニューばかり。もちろんワインも選りすぐりをご用意しています。「ドメーヌ•ド•レキュ ミュスカデ•シュール•リー」(グラス600円)は畑を耕すのは馬、ぶどうの摘み取りは手作業と徹底して自然農法にこだわり、ミュスカデ最高峰ともいわれる逸品に仕上げたもの。また「ラ•チェレータ トスカーノ ソラティオ チュレータ」(グラス700円)は、30年前から自己完結型農業をはじめたワイナリーの品。広大な農園自体が国際有機認定機関エコセール認定されるほど、恵まれた環境のなかでつくられています。いずれもビオディナミと呼ばれる農法でつくられているそうで、これはかのルドルフ•シュタイナーが提唱した、天体が与える影響にしたがって、植物が元々持っている免疫力を高め自然の力を取り入れる農法。極力機械や化学肥料や農薬、人工酵母を使わない、昔ながらともいえるこの農法が近年注目を集め、フランスやイタリアではビオディナミに転向するワイナリーが増加しているそうですが、21世紀の時代にこのような製法が最先端として注目を集めているのは、とても興味深いことです。国際的な価格競争や効率化、量産化が進むからこそ、人は原点に還ろうとしているのかもしれません。今夜、店の照明は最小限に、キャンドルの光とともにバール営業いたします。土曜の夜、copseにどうぞ。
*明日の日曜カフェのランチは、マカロニグラタンやオープンサンドを予定しています。
陶磁器のアクセサリーづくり
楽しみにしていた岡田ちひろさんのアクセサリーづくり。陶磁器の土を平たく伸ばしたあと、石膏を彫ったオリジナルの型や、クッキーの型で成型するというもの。型で抜くだけでもいいのですが、穴をあけたり、模様をプラスしたりと、オリジナルで細工をするのが楽しみで、みなさん息を詰めるほど熱心に緻密に仕上げていました。
丁寧に時間をかけて仕上げた作品は、岡田さんも驚くほどの完成度。スノウドロップの伊奈さん親子もご参加。こたろうくんも上手に彫刻刀を使いながらつくっていました。完成品は岡田さんが素焼きし、白やブルー、グリーンなど希望の釉薬をつけ仕上げてくれます。いつも思いますが、陶芸のワークショップは持ち帰って焼き上げるという、あとの作業があるので作家さんのご負担いただく部分が多々。
しかも割れたり欠けたりしやすいものなので、陶芸家でワークショップをしてくださる方は意外と少ないのです。「いろんなところでワークショップをしているうちに、持ち運びやすく安全な方法を考えてこのカタチにたどりつきました」と岡田さん。この日も大きな鞄に土や道具を詰め込んで、バスと電車を乗り継ぎきてくださいましたが、どうすれば手軽かつ安全に陶磁器でワークショップができるかという発想から、考えついたたこのアクセサリーづくり。可愛いとか素敵というだけでなく、機能や用途を求めてたどり着かれたところに、ますます魅力を感じます。完成が待ち遠しいです!
「冬のおくりもの展」はじまりました。
29日から冬のおくりもの展がはじまり、店はいつになく華やいだ雰囲気。
壁面を彩るのがドライフラワーgrueのリースたち。
grueの内藤さんとは、これまで骨董市で何度も遭遇!はるばる出かけた相模大野の大和の骨董市でもお会いしたときは、こんなところでも!とお互いびっくりしましたが、古い道具好きな彼女らしく、シックな色合わせが絶妙です。
楽しい気分を盛り上げてくれるのは、あちこちに吊り下げたbeaucoup(ボクゥ)のバッグ。
ビニールバッグは大小の手提げに、ショルダーにと3wayに使えるスグレモノ。ビビッドな色合いに心挽かれます。
橋本文香さんの手編みニットもユニークなデザインで彩りを添えるアイテム。タコ模様の子ども用ニット、我が家の5歳児も欲しい!と反応していました。
岡田ちひろさんからは、多数のブローチに加えてイヤリングやピヤスも到着。陶磁器独特のきらめきは冬の光に新鮮な輝きを放ちます。今回、イチオシのオッタエーカルの八重樫茂子さんのショールは、アウターとしても活躍してくれる冬の装いを彩るデザインが魅力。
フロアマットや、ポーチもあり、来週は鍋つかみも届く予定です。楽しい冬小物にぜひ会いに来てください!
*12月中の土曜夜(18時〜22時)は料理とビオワインをお楽しみいただけるバール営業をいたします。貸し切りパーティにもご対応いたしますのでお気軽にご相談ください(5名以上)。
2周年の節目に
遅くなりましたが29日の2周年パーティには多くの方にご来店いただき御礼申し上げます。当日の朝、なんとスタッフからお花のプレゼント。「お花はいりません!ってブログに書いてたけど、お祝いの日に花を添えたくて」との心遣いに感動。思えば小さな店なのに関わる人は、今では私を含め6名もいます。copseオープン以前からの強力なパートナーとして、お菓子担当として活動してくれている徳田しのぶさん、中津綾さん、木曜のお店番として公私に渡り助けてくれる小金丸さくらさん、絵を描く仕事の傍ら金曜のお店番として9月から加わってくれた小関セキさん、土日を中心に今ではすっかりcopseに欠かせない存在となった大友珠里さん……仲間との出会いがなければ、店を始めることもなかっただろうし、日々を運営することも難しいのが現状です。copseの原動力となり、日々続けることができるのはすばらしいメンバーのおかげなのです。夜のパーティにもたくさんの方がかけつけてくださいました。copseを支えてくださっている多くの方に御礼をしたくて催したパーティでしたが、結局みなさんにお祝いしていただき、逆に励まされたひとときでした。ゆっくりお話する時間もありませんでしたが、この場をお借りして御礼申し上げます。3年目、より一層愛される店となるようがんばりますので、これからもよろしくお願いいたします!
冬のバール
7月ひとつきのイベントでしたが、夜のバール営業はとても好評をいただきました。ご要望におこたえして12月に“冬のバール”として再開! 12月の土曜(12/1、8、15、22)の4回ですが、18時〜22時まで夜営業いたします。夏と同じく料理は、第2.4火曜に出張カフェをしてくださっているスノウドロップさんがご担当。ご近所つながりのベーカリー、ハーベストさんにお願いしてサンタ型のパンでつくるポットグラタンパン(700円)、季節の野菜のバーニャカウダ(600円)ほか、砂肝とエリンギの赤ワイン煮込み、オムレツのきのこのバルサミコソテー添えなどをご用意してお待ちしています。ホットワインやビオワインなどのドリンクもあります。スペースに限りがあり、できればご予約をいただけると幸いです。お楽しみに!
明日のスノウドロップカフェはカリフラワーとエリンギの柚子クリームドリア、里芋と生ハムの柚子こしょう和え、カブと洋梨のサラダ、ジャガイモとタラのバタースープと、冬らしい取り合わせ。こちらも楽しみです。
もうすぐ2周年
11月も押し迫ってきました。copseがオープンしたのは2010年11月28日。あれから2年が経とうとしています。もう2年、というよりは、まだ2年という気持ち。遠い昔のように感じるのは濃密な日々のおかげといえば聞こえがよいですが、行き当たりばったりのせいで慌ただしくしているだけという気がします。ホームページを完成させる! コンセプトブックをつくりたい!という目標も果たせぬまま3年目に突入することになるとは。まだまだ足りないことだれけの店ではありますが2年の間に、たくさんの方と出会い、支えていただいたことを思うと感慨深いです。駅から遠い小さな店にお越しくださるお客さま、ものづくりの作家さん……copseをとりまくすべての方に、この場を借りて感謝申し上げます。なお、11月29日(木曜)18時〜、「冬のおくりもの展」と2周年を兼ねたパーティーを催します。なにぶん狭い店内ですが、お気軽におこしいただけると幸いです。なお、お花などはご遠慮させていただきたく存じますが、持ち込みは大歓迎です。暗闇に店内が浮かびあがる夜のcopseを見ていただけるいい機会にもなりそうです。このようなパーティは初めてのことなのでどうなることかわかりませんが、2周年と今年最後の企画展をみなさまとお祝いできるとうれしいです。
<オープニングパーティ> 11月29日(木曜)18時〜21時ごろまで *手ぶらでいらしてくださいませ。
「冬のおくりもの展」
今年はいつもより紅葉が早い気がするのは気のせいでしょうか? 早足で秋が深まりつつある気がします。中坊優香展の余韻を残しつつ、来週11月29日(木曜)〜次の企画展「冬のおくりもの展」がはじまります。先週、参加者のべ19名!というcopse初のワークショップ参加者数で大人気だったドライフラワーgrueのリース、橋本文香さんのシェットランドのニットはこれまでもご紹介してきましたが、今回3名のアーティストの方が初参加してくださいます。陶磁器のアクセサリーをつくる岡田ちひろさんは、はけの朝市のご縁で出会った小金井在住の作家さん。雪の結晶や星を思わせるブローチが素敵で、ぜひ紹介したい!ついでにワークショップも!とお願いしました。キュートなバッグをデザインされるbeaucoup(ボクゥ)の伊藤浩史さんは、アパレルメーカーのデザイナーを経て活躍されているバッグデザイナー。オジサン(失礼!)ですが、手がけるバッグはどれも可愛くキュート。イラストレーターとしてもご活躍で、アーティスティックなバッグは装いの主役にしたいほどです。最後になりましたが、オッタエーカルの八重樫茂子さんは、ご多忙の中むりをお願いして今回参加いただきました。八重樫さんは北欧デザインの父といわれる家具デザイナー、カール•マルムステンが、生活や社会の基盤となるものづくりを目指して創設したカペラゴーデンという工芸学校でテキスタイルを学ばれたそう。北欧と日本のものづくりはとても似ているのかも知れない……。どこか懐かしい八重樫さんの織物を眺めていると、異なる互いの地域に共通するエッセンスを感じます。今回はショールやポーチ、マットをご用意くださいます(DMのマフラーはありません)。いずれもビビッドなアイテムが多く、にぎやかな1ヶ月になりそうです。
「冬の贈り物展」〜あたたかな小物で冬支度〜
*29日(木曜)はオープニングと2周年を兼ねたささやかなパーティを予定しています。みなさま、お誘い合わせの上お気軽にいらしてくださいませ(18時〜)。
古道具の陰影
中坊優香展もいよいよ今日まで。古道具のことを紹介したいと思いながら、気付けば最終日になってしまいました。今回、今までにない会場構成ができたのは、ひとえにロータス•ブルーの渋谷優子さんのおかげです。
道具や骨董をご紹介してくださるだけでなく、
店内のコーディネートを全面的にお願いすることで本当に素敵な企画展になりました。
企画展のときはいつもご紹介している器や洋服はしまって、がらりとディスプレイを変えますが、そうはいっても限られたストックにしまいきれなかったりして、空いているところに籠を吊り下げようかな〜、あ、棚の上に鍋を並べておこうかな〜など、いつものものを出しておきたくなるのですが、渋谷さんに「やめたほうがいいんじゃないでしょうか」とやんわり却下。
潔い決断から美しい空間は生まれるんですね。アメリカの大きなオーバルの鍋、フランスの古びた小さなスプーン、フランスのチョコレートを溶かすための円錐型のケトル……そんな品々が現代の器と見事に調和したこの空間で、まだしばらく過ごしたいと思わずにいられません。
中坊優香さんと過ごす週末
土曜と日曜、多治見から中坊優香さんが在店してくださいました。ますますキレイになった中坊さん。朝から晩まで工房にこもる日々だそうですが、きっと充実の日々をお過ごしなのでしょう。
昨日は、ロータスブルーの渋谷優子さんもきて、コーディネートを調整してくださいました。午後は雨が降り始めましたが静かな光に新作の瑠璃釉の器が美しく映え、存在感を放ちます。聞けば、銅とコバルトを混ぜることで、こっくりとした独特の質感に仕上げているのだそう。「土も釉薬も、自分で調合しながら納得のいくものを見つけたい」と中坊さん。焼加減や制作の状況で仕上げにムラがでることもありますが、どんな状況でも均一に仕上げる市販の釉薬とは違う味わいがそこにあると、日々研究を重ねながら追求されている真摯な姿を垣間みました。渋谷さんがコーディネートしてくださった店内は、訪れる方だれもが「素敵ですね〜」とため息まじりにほめてくださり、どこを撮っても絵になります。
ほっとする〜とゆっくり滞在する方も多々。いるだけで心が和むのは、新旧が混在しながら調和を保っているからでしょう。渋谷さんもブログで展示の様子や中坊さんについて、丁寧にレポートしてくださっているので、ぜひご一読ください→◎
明日はスノウドロップカフェです。明日はサンドイッチランチ! アボガドと洋梨、レタスとトマトとポークジンジャーのサンドイッチに、カブと白菜の白みそクリームスープ、ごぼうのスパイスソテーです。相変わらずの個性派メニュー。楽しみです!
12月のワークショップ
早いもので、来月は師走!なんですね。12月は、次回「冬の贈り物展」でもご紹介する陶芸家•岡田ちひろさんの「焼き物でつくるブローチ」と、以前「春がきた展」で花あしらいのワークショップをしてくれた日々花の雨宮ゆかさんに「しめなわでつくるお正月迎え」を予定しています。
「陶芸家•岡田ちひろさんの焼き物でつくるブローチ」
石膏でつくられた型を使って、星型にくり抜き成型していきます。作業後、岡田さんが工房で釉薬をかけ、焼き上げてくれます(お渡しは12月末予定)。金具をつければ冬の装いのアクセントになるブローチに、そのままなら箸置きになる作品が6〜7個つくれます。
日時 12月1日(土曜)11時〜、14時〜
- 定員 各5名
- 参加費 3000円(おやつ付き)
「草花作家•雨宮ゆかさんのしめなわでつくるお正月飾り」
しめなわを編んだり、お飾りをつくることからご指導してくださいます。しめなわには稲縄の代わりにラフィアを使用します。現代の感覚で楽しめる和の飾り物になりそうです。
- 日時 12月14日(金曜)11時〜、14時〜
- 定員 各5名
- 参加費 3000円(おやつ付き)
*いずれもお申し込みと詳細はinfo@copse.bizもしくは店頭までお願いいたします。
中坊優香展はじまります!
気がつけば今日!になってしまいましたが、中坊優香展いよいよはじまります。今回、設営をしてくださったのは古道具や骨董を扱う「ロータス•ブルー」渋谷優子さん。なんと丸2日間がかりで、店をあっと驚く素敵な空間に変貌させてくれました。まず、いつもの品々をすべてしまい、真ん中にあったテーブルを壁際に、代わりに小さなテーブルを2つ配置することに。
今回の展示のために塗り替えた壁の前に大きなテーブルを置くことで、塗り壁が存在感を発揮。場所が決まったところで、ようやく段ボウル6箱分の中坊さんの器と古いアイテムを合わせながらコーディネートがはじまります。骨董市をメインに露店を活動の拠点とする渋谷さんは、どんな場所も自分の空間に替えてしまう達人。器と古いものをどう組み合わせるか、時間を忘れて向き合う渋谷さんの真摯な姿が印象的でした。こうして、しつらえた空間は古い小物と現代の器が、以前からそこにあったようになじみ、まるで生活の断片を映し出すかのように寄り添います。古い道具の経てきた時間が、透けて見えるように、そこかしこを眺めているだけで見飽きることがありません。こんな風に変貌した店内を見ながら、かれこれ10年以上も前に、ザ•コンランショップの生みの親、テレンス•コンラン卿が「インテリアを上手にコーディネートしたいなら、まず部屋を空っぽにすること。そして本当に好きなものだけを一つずつ加えれば必ず美しい空間になるはず」と語った言葉を思い出しました。10日(土曜)と11日(日曜)に在店してくださる中坊さんにも見ていただくのが楽しみです! 美しく変身したcopseに乞うご期待!
中坊優香展〜時代を超えて
11月8日(木曜)〜18日(日曜)*期間中無休
10日(土曜)11日(日曜)は中坊さんが在店してくださいます。
穴窯ツアー
先日、群馬県の榛名山近くの穴窯に出かけました。目的は9月のお茶碗展のとき、陶芸家•秋谷茂郎さんご指導のもと行なったワークショップの作品をいただくため。高速を経て、色づきはじめた山を分け入りたどりついたのが陶芸家の佐藤けいさんの工房です。
秋谷さんは2年に一度、陶芸家仲間と一緒に佐藤さんの穴窯を借りて作品づくりをされていていますが、その貴重な機会にcopseでつくった作品も一緒に、とワークショップを提案してくださったのでした。丸5日間、薪で焚き続ける穴窯のことはワークショップ募集の際にも書きましたが→
○ 登り窯よりも以前に発明された穴窯は、炎と灰で焚き上げる原点とも言える手法。
原始的ともいえる窯は高温で割れたり、思うように仕上がらなかったり、予測不能ですがあえて秋谷さんは穴窯に挑戦されているのだそう。斜面に沿ってつくられた穴窯は、粘土とレンガでつくられたドーム状で一見、思ったより小振りに思えましたが、地面を掘り下げているため、階段状になった室内は奥に行けば立てるほどの高さ。まだ熱を持った作品をバケツリレーのように、ひとつずつ出して行きます。11時頃からお昼の休憩を挟んで3時ごろまでかかって、こんなにたくさんの作品が!?と、ずらりと作品が並びました。想像以上にいい感じに焼きあがるものもあれば、思うように行かなかったりしますが、作家さんにとって窯出しは緊張しつつも楽しみな一大イベントなのです。「いつもは電気窯で焼いてますが、それだけに頼っていると作品が軟弱になる。焼き物は本来、炎で仕上げるもの、ということを忘れないためにもライフワークとして穴窯は続けたい」と秋谷さん。copseのワークショップに参加してくださった方々の作品もいい仕上がり!どれもシンプルですが、穴窯らしい力強い作品に仕上がりました。料理が映えること間違いなしの主役の器になりそうです。
中坊優香展〜時代を超えて〜
陶芸家•中坊優香さんの作品展を今年もさせていただきます。今年は深みのあるブルーの釉薬を使った新作が主役です。これまでにない存在感漂う作品を手にしたとき、古い道具と似合いそうと直感。いつも和洋の品をセンスよくご紹介されているロータス•ブルーの渋谷優子さんにご相談して、古道具や骨董を合わせていただくことにしました。先日、雨宮秀也さんにお願いしてDM用の撮影をしましたが、渋谷さんがご用意してくださったアンティークリネンの布や道具を加えるだけで、空気がぐっと引き締まり、古い道具と現代の器が溶け合うさまに、思わずため息がこぼれました。copseでも古道具を扱っていますが、プロの鑑識眼は別格。コーディネートの勉強にもなりました。なにぶん狭い空間なので、器と古道具の調和する様をうまく表現できるか不安ですが、渋谷さんのお力を借りながら、深まり行く秋にふさわしい濃密な空間に仕上げたいと思います。
中坊優香展〜時代を超えて〜
10日(土曜)、11日(日曜)は中坊さんが在店してくださいます。人気の輪花シリーズや銀彩も含めて、トータルで作品を展覧できる機会です。ぜひお越し下さいませ。
秋はイベント三昧
いよいよ10月も後半になり、日ごと秋めいてきました。各地でさまざまなイベントが催される時期、あっちもこっちも行きたいところがたくさんあって、身体ひとつじゃ足りない!と思うほどです。copseも出店予定が目白押し。明日10月28日(日曜)はまずはとりあえずの第三回フリーギフトバザー。場所は、石神井公園駅パークロード商店街のふれあい広場。地元•石神井のおいしいものが集まるほか、子ども服や用品の交換会、ワークショップが行なわれる予定です。来月11月4日(日曜)は、はけのおいしい朝市。前回も出店、はけ市だけでなく、小金井周辺の方々とつながりが生まれて、とても身近なエリアになりました。6月に出店させていただきましたが、今回はランチボックスもご用意して、前回以上に楽しんでいただければと思っています。11月11日(日曜)は、今や地域のお祭りとして盛り上がっている共同保育所ごたごた荘のお祭り。こちらはこぶし広場で、オープンエアが心地よいクラフトフェアのようなお祭りです。新たな出会いやつながりが生まれる予感。いずれも焼き菓子や保存食を中心にご紹介します。ちなみに店は通常営業しますので、帰りにお寄りいただけるとうれしいです!
tocotoco vol.20に掲載していただきました。
子育て雑誌『tocotoco』の最新号に掲載していただきました。以前も“おかあさんのスロウワーク特集”に掲載していただきました→☆が、今号は手づくり特集のワークショップ紹介。後半の綴じ込みページの小さな記事ですが、お見逃しなくチェックしてくださいね。しかし、紹介されている方々は小さなお子さんがいるのに手づくりを楽しんでいる洒落な方ばかり! そんな余裕あったかな〜と我が身を振り返ったり。見応えのある内容で、手づくりが好きな方は要チェックです。ちなみにcopseのワークショップは、まだまだ募集中。残席わずかなものもありますが、気になるワークショップがあればぜひお問い合わせください!
「リリアンでつくるニットブローチ」ニット作家•橋本文香さんご指導のもと、英国のフェアアイルニットでブローチをつくります。
- 10月26日(金曜)11時〜、14時〜
- 各定員5名
- 参加費1500円(おやつ付き)
「秋の森をスケッチしよう@石神井公園」絵本作家•松澤由佳さんと三宝寺池周辺を散策した後、自然をモチーフにスケッチ。プロならではの技を教わると絵を描く楽しみが広がります。
- 11月10日(土曜)11時〜
- 定員10名
- 参加費2000円(スケッチブック+ランチボックス付き)*未就学児は無料、小学生は1000円
「クリスマスリースづくり」ドライフラワー教室grueを主宰する内藤千鶴さんに、クリスマスリースを教わります。親子での参加もOKです。
- 11月17日(土曜)
11時〜、14時〜 *11時〜は満席。
- 各定員5名
- 参加費3500円(おやつ付き)
素敵な大人になるために。
SARAXJIJIのデザイナー野田ひろみさんが、はるばる熊本からcopseにお越し下さいました。リネンの巻きスカートにカーディガン+カットソーというSARAXJIJIブランドのコーディネートが、ショートカットに洋服がぴったり似合って、なんて素敵なんだろ〜と、その佇まいにほれぼれと見とれてしまいました。「着る人にストレスのない、着ていることを忘れるような服をつくりたい」と野田さん。もうひとつの皮膚をまとうような肌になじむ素材はもちろん、必要以上にデザインしすぎることなく、装う人を引き立てるSARAXJIJIの魅力をあらためて実感しました。
今回の企画展で好評をいただいているのが、野田さんも着用されていた巻きスカート。
このスカート、ウエストについたたくさんのボタンを調
節しながら着こなすユニークなデザインで、筒状の布を両側から巻き付けて、片側に寄せてタイトスカートのようにと着こなしが楽しめます。
厚手のリネン素材は、スカートを履き慣れない人にもきりりと着こなせるのが魅力。ほかにもざっくりと着られるハイネックのプルオーバーや、唯一のメンズのあるプルオーバーなど、温かなアイテムも。いずれもコットン100%で、セーターのようなチクチク感がなく、気持ちよく着こなせます。時流に惑わされることなく凛とした大人になりたい(十分、大人ではありますが)と思うこのごろ。SARAXJIJIの洋服がそっと背中を押してくれそうです。
コーディネートの妙
もっとどんな洋服があるか見たい!というリクエストに応えて、今日はコーディネートをご紹介。トップにエプロンキャミソールとサンダパンツを合わせると、キャミソールがアクセントになって可愛いコーディネートになりました。リサイクルコットンの気持ち良い素材のアシンメトリーカーディガンはボタンを掛けるだけでギャザーのようなポイントができます。ボタンを外して羽織ってもステキなカーディガンを厚手のオックスリネンの巻きスカートに合わせて。この巻きスカート、たくさんのボタンを開けて、布をサロンのように巻き付ける形状もユニークで、厚手のリネン素材は冬にも活躍しそう。個人的に、いつか着てみたいモダールの薄手のワンピース。ドレープが美しいカーディガンを羽織るだけでエレガントなよそゆきになりそうです。明日はいよいよSARAXJIJIのデザイナー、野田ひろみさんが在店してくださいます。コーディネートの楽しみ方をもっと教えていただこうと思います!
ずっと新米ゴハンのメーニューでしたが、今日の日曜カフェは久々にパン。スタッフが焼いた天然酵母のパンのオープンサンドを予定。それでも新米は使いたく、お米のサラダをつくります! にんじんとキノコの2種のオープンサンド、玉ねぎのグリル、重ね煮講座で教えてもらったミネストローネの予定です。