【11月の企画展その3】アトリエKAHIKAのものづくり
<11月22日(金)〜30日(土)>
八ヶ岳でものづくりをするアトリエKAHIKAのご紹介。
八ヶ岳の西麓、原村。
木立に囲まれた森のなかに、簡素な木の住まいと工房が現れます。マエさん夫妻が、この土地に出会ったのは今から15年ほど前のこと。
大阪のマンション住まいから、ものづくりしながら暮らしたいと、
何年もかけてあちらこちら、探し求めて出会った理想の場所でした。
そして、セルフビルドで住まいをつくるところからスタート。
下水道管を埋設する穴掘りから、外壁や床、暖炉まで。
2棟の住まいと、鉄仕事をする工房、そしてギャラリーと
何年も要して少しずつ、つくりあげた建物が、森に風景を描きます。
まだまだ住まいづくりは終わることはありませんが、
最近になってようやく、制作に集中できるようになったといいます。その簡素な住まいは、1階がキョウコさんの織りのスペース。
離れの工房からは、タカオさんの鉄を叩く音が響きます。
手触りのよいクロスやショール、
シンプルで力強いステンレスのカトラリーや鉄のプレート。
手探りで住まいをつくりあげたように、
作品も少しずつ使い勝手よくうつくしく進化しています。
みずからの手で暮らしをつくり、道具をつくる。
そんなお二人の作品にぜひ会いにきてください。
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「八ヶ岳だより」
〜アトリエKAHIKAのものづくり〜
11月22日(金) 〜 11月30日(月)
11.23ーータカオさん在廊日
*会期中「ル・キャトル・セゾン」の焼き菓子、
「珈琲豆工房 珈」のコーヒー豆も販売します。
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マエ タカオ
大阪府生まれ
1986年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、
家業を継ぐため大阪に戻る
1990年よりナイフ制作を開始
アメリカBLADE SHOW等出展、大阪・堺で包丁づくりを習得
2009年 原村に移住後、本格的に制作活動を開始
マエ キョウコ
神奈川県生まれ
1986年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒
2003年〜大阪市立クラフトパーク糸紡ぎ教室講師
2014年 atelier KAHIKA として織の工房をオープン
織物の制作と教室を始める
【5月の企画展その1】RiRiN(陶)+芒(金工)
<5月10日(金)〜18日(土)>
古物のような侘びた佇まいや、素朴なテクスチュア。
記憶の断片や日々のかけらを、すくい取るようにものづくりを行う
二人の作家の作品展を行います。
小さいながらも、凛とした空気を放つ道具やオブジェたちが
暮らしを静かに彩ります。
Morceau
RiRiN(陶)+芒(金工)
5月10日(金)〜5月18日(土)
RiRiN(陶)
東京都出身。多治見市陶磁器意匠研究所で陶を学び、2019年より飛騨高山を拠点に活動。
歪みや傷が表情豊かな個性となるものづくりを目指す
芒(金工)
石川で金工を学ぶ。各地に受け継がれている手仕事、その奥にある文化や暮らしに興味を持ち、道具を制作
【2024年企画展カレンダー】
2024年が始まりました!
リニューアルも完了し、
今年はたくさん、初めましての作家さんをお迎えします。
盛りだくさんな、実り多い一年になりますように!
1月12日〜1月20日
s-clothes-tree(服)
1月26日〜2月3日
船木智仁(漆)
2月9日〜2月17日
黒豆(ブリコラージュ、照明)+長浜由紀子(陶)+萬次郎家具(木工)
3月1日〜3月4日
「ひかりあれ」(せつ、宇宴、内藤千鶴、kappobe、きみえ、konacona.)
3月15日〜3月23日
「Botanicalガラス編」(秋山光男、沖澤康平、硝子の種、角田依子、maruglass、麗)
3月29日〜4月6日
「Botanical陶編」(伊藤萌子、荻野善史、長田佳子、加藤あゐ、中根楽)+solxsol(多肉植物)
4月12日〜4月20日
中本純也 陶展
5月10日〜5月18日
RiRiN(陶)+芒(金工)
5月24日〜6月1日
井上湧(竹)
6月7日〜6月15日
ripple洋品店(服)
6月21日〜6月29日
音喜多 美歩(陶)
7月12日〜7月20日
塚本友太(陶)+津村里佳(ガラス)
7月26日〜8月4日
ワーペンウエフト2024(YAMMA&はらっぱ)
8月23日〜8月30日
matka(苧麻)+中村桃子(草編み)+絲綴(庄内刺子)
9月6日〜9月14日
色原昌希(磁器)+相馬佳織(ガラス)+木暮らし舎(木工)
9月20日〜9月28日
石塚花弓+加地学+呉瑛姫(陶)
10月4日〜10月12日
大隈美佳(陶)+たじまひろえ(絵)
10月19日〜10月26日
SARAXJIJI(服)
11月1日〜11月9日
石原多美子(陶)+鏡原愛莉(陶)+竹元影吾(木工)+菊地大護(ガラス)+波多野裕子(ガラス)
11月15日〜11月19日
MIKI KAWAMURA(バッグ)
11月22日〜11月30日
アトリエKAHIKA(鉄+テキスタイル)
12月6日〜12月10日
粗清草堂(羊服、羊品)
12月13日〜12月21日
北山栄太(木工)+Juliamoli(陶)
*現時点(2024年1月現在)の予定です。お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
【11月企画展その3】用と美のあいだ〜中根嶺(金工)+中根楽(陶)
<11月18日(金)〜11月26日(土)>
胴の薬缶やステンレスのカトラリーを手がける中根嶺さんと、
アーティスティックな作品を手がける陶芸家の中根楽さんは、
6歳違いのご兄弟です。嶺(REN)さんは、ジュエリー制作の工房で修行した後、
京都のアトリエを拠点に
薬缶や鍋のほかオブジェや照明など
細かやで美しい日用の道具を手がけています。弟の楽さんはヒビの風合いを生かした作風が特徴。いずれも普段づかいのうつわから、花器やオブジェまで
幅広い作品を手がけながら、暮らしを支える
ものづくりを目指すところは同じ。
陶芸家の父のもと、圧倒的な自然の中で
育ったせいでしょうか?
用と美を分かつことなく
おおらかで繊細なものづくりを追求するお二人は
まだ独立まもないとは思えないほど
ぶれることなくすでに境地を築いています。これからの活躍が楽しみな若き兄弟の作品を
どうか楽しみにいらしてください。
「用と美のあいだ〜中根嶺(金工)+中根楽(陶)」
11月18日(金)〜11月26日(土)
中根嶺(金工)
中根楽(陶)
【9月の企画展】Iron warm_ plus(鉄、木、オブジェ)+eda(布小物)
<9月17日(金)〜25日(土)>
千葉・松戸で鉄を生かした製作活動を行うIron warm_ plus(アイアン ワーム プラス)。
実家の元鐵工所を工房にして看板や家具、備品など店舗を中心にオーダーでお仕事をされています。オーダーといっても古材を組み合わせたり、アーティスティックな装飾をプラスしたりと
独自のセンスで、前からそこにあるかのようなニュアンスに富んだ作品に仕上げるのが特徴。
デザイナーや建築家からも一目置かれる存在です。日々のお仕事のかたわら、ライフワークにされているのがオブジェの製作。
古くなった足踏みミシンや壊れた椅子、トタンや木片など、ゴミのような素材が
伊香賀さんの手にかかると素敵なオブジェに変身するから不思議。
最近はお忙しいようで、なかなかたくさんは作れてないようですが、
伊香賀ワールドというべき独特の感性が大好きで、久々の展示をお願いしました。
S字フックやハンガーといった、何気ない日常の道具も
伊香賀さんが生み出したアイテムに変えるだけで、場の空気まで一変する気がします。
一緒にご紹介させていただくのが、奥さまの静枝さんが作る人形やバッグたち。
静枝さんもまた、古い布を使ってものづくりをされています。普通なら捨てられるものが、お二人の手にかかると、アートピースになる!というのが
なんとも面白く、お二人の感性とお人柄に惚れ込んでいる私としては心待ちにしていた展示です。
作品はどれも一点もの。どんなものが届くか楽しみにしてくださいね!
「Re」
Iron warm_ plus(鉄、オブジェ)+eda(布小物)
9月17日(金)〜25日(土)*会期中無休
<イベント>
9月17日 konaconapanの1日パン屋さん
9月25日 PAUSEの一日花屋さん
Iron warm_ plus+edaのOnline shopへ >>
【11月企画展その1】「群居 」(せつ/装身具+ invincible/衣+ きみえ/ 植物料理+nalu /声音)
<11月6日(金)〜11月14日(土)>
11月は装身具を手がける「せつ」こと北嶋宏美さんを中心に、
美しくこだわりに満ちた洋服や植物料理、澄んだ歌声とともにお届けします。
「石、布、植物、声。
静かなる闇を越えた先にある、
ひかりを包むように生命力をたずさえたものたちは、
非日常をはらみ姿勢を正したくなるものでありながら、
不思議と日々の暮らしにも馴染む心地よさがある。
共鳴するように巡り逢った、
いとしきものたちを糸で繋ぐように束ね、
おひろめ致します」
「 群居 」
2020年11月6日(金)〜14日(土)
open 11:30〜17:30(食事会は15(日)ご予約制)
せつ[装身具] / invincible[衣]
きみえ[植物料理] /nalu [声音]
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Event
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[nalu]
■ものかたりと小さな唄の環
11.6 (金) 18:00- 参加費donation(15名さま)*キャンセル待ちのみ受付中
[きみえ]
■お家で食べる、きみえの植物ごはん
11.8(日)12:00- / 13:00- 参加費¥2,480+ tax(限定10食)*キャンセル待ちのみ受付中
■晩秋をあじわう植物の食事会
11.15(日)11:30- / 16:30- コース6品¥12,800+ tax*キャンセル待ちのみ受付中
せつ [ 装身具 ]山で水晶などの鉱石を採集し、
ゆくべきひとの所へ繋ぐ媒介者のような感覚で
有りの儘の形を生かしながら、
子が母にそっと掌のなかの宝物を見せるような
こころで装身具に仕立てている。
invincible[衣]広島に住まい、縫製の経験を生かして独立。
クラシカルで形の美しさに重きを置いた
背筋の伸びるようなデザインながら、
洗濯をしてアイロンをかけずとも
自然な風合いを楽しむことのできるような
日々に寄り添う衣を追求している。
きみえ[食]植物の雨露で青々とした、ひかり放つ姿。
冬の土でしんと眠る生命の幽かな声。
節気うつろう中で感性のふるえた細やかな情景たちを、
植物を以って食事や菓子に昇華させている。
@setsu_hiromi
@invincible.919
@kimie__________
【暮らしの輪郭】Iron warm_ plus+edaのご紹介のご紹介
<9月14日(木)〜23日(土)>
鉄や木で家具や小物をつくる伊香賀大祐さんの「Iron warm_plus」と
布ものを手がける静枝さんの「eda」。2年前に初めてご紹介させていただいた展示→◎も、
とても好評をいただき、石神井の名店「クラクラ」さんがテーブルをオーダーくださったり、
copseのまわりでも少しずつファンが増えています。久々に工房を訪ねましたが、いつ来てもここはまるで宝箱!
元鉄工所の広大なスペースにさまざまな機械や道具が
整然と並ぶ様子を眺めているだけでワクワクが止まりません。いつもは建築家やショップからのオーダーで、店舗の什器(テーブルや椅子、棚)や
建物の造作(窓枠、階段、表札などなど)、金属と木でなんでも作ってしまう
大祐さんですが、オーダーの製作だけでなく、テープカッターやフォトスタンド、
キーホルダーなど、身近な道具も制作されています。
さらに、捨てさられるような廃材でオブジェや家具に再生させるのも大祐さんの得意技。
見事に蘇らせる手業と感性もさることながら、
「どんなものでも無駄なものはない」という惜しみないものへの愛情で
大事にしたいと思わせるアイテムに仕上げるのです。もちろんテーブルや椅子のオーダーも可能。
以前、Iron warm_plusのオーダー家具についてご紹介したブログを→⚫︎
ご参考までリンク貼ります。
本当にお手頃価格でなにより仕上げやデザインのバリエーションも豊富。
もし家具のオーダー先を探している方がいらっしゃいましたら、在店日に
お気軽にご相談してみてくださいね。
バッグや布ものをつくる静枝さんは、古い布を使ったものづくりが基本。
捨て去られるものに美を見出し、新たな命を吹き込むという意味では
大祐さんのものづくりと同じです。
前回も好評いただいたバッグや小物など、今回もedaさんらしい
素材感豊かな布ものが登場する予定です。お二人にお会いするだけで、いつも心がほっと癒されます。
ぜひ会いにいらしてくださいね。
「暮らしの輪郭〜omoto×Iron warm _ plus+eda」
9月14日(木)〜23日(土)
在店日/「omoto」9/14.15.16 「Iron warm _ plus+eda」9/18.23
【暮らしの輪郭】omotoのご紹介
<9月14日(木)〜23日(土)>
「omoto」は鍛冶職人として刃物や包丁をつくる鈴木康人さんと、
藍や柿渋で服や小物を手がける智子さんのブランド。念願叶ってようやくcopseで展示をしていただけることになりました!
omotoの活動は店をはじめた7〜8年前からずっと気になっていましたが
住まい兼工房を訪れ、長年抱き続けた憧れが確信に変わりました。omotoのお二人が暮らすのは福島県いわき市。
古い平屋の住まいは、康人さんのご実家です。
幹線道路に面していますが、住まいの奥にはうっそうと木々が茂る広い庭が広がり
まるで山の中の一軒家のような雰囲気
縁側はいつも開け放たれ、庭と住まいが一体です。康人さんは窓辺でひたすら包丁を研いでいたかと思うと、
住まいとひとつながりの納屋を改造した鍛冶場で火を起こし
カンカンカーン!と響く音とともに鍛冶の仕事にいそしみます。智子さんは玄関脇の工房やキッチン、庭を行ったり来たり。
仕立て上がった服を染めるのも庭で。染料を入れたタライに仕立て上がった服を入れ、
一枚ずつ手でぎゅっぎゅと染み込ませていきます。
ほどよく染まったらハンガーに干してできあがり。柿渋は光に当てるごとに色合いが
深くなるので、何日もかけて日に当てながら、ゆっくり仕上げていきます。私が伺った日も、住み込みの方がいたり(花嫁修行だとか)、
omoto家は来客が絶えず、いつもにぎやか。
だから食事はみんなが集まる大切な時間。料理をするのは智子さんの役割です。
キッチンには康人さん作の包丁が並び、金具の取っ手のついたまな板も。
ザルや鍋と溶け合う様子は、おいしいものが生まれる匂いが充満しています。
お昼はぱぱっと済ませるかと思いきや、一番しっかり食べるのがお昼ということで、
自作のレシピ帳を見ながら、いくつもの料理をひとつひとつ丁寧につくる姿が印象的でした。
「震災以来、マクロビの食事に変えたのですが、レシピは、
菜食の料理をおいしく仕上げるための忘備録みたいなもの」と智子さん。
マクロビにしてから仕事にもより集中できるようになったそう。
その料理の美味しかったこと!
噛みしめるように味わいながら、こんなにゆっくり豊かな気持ちで
ゴハンをいただいたのはどれくらいぶりだろうかと思ったくらいです。
仕事場と生活の場が緩やかにつながる住まいは、暮らしの延長に仕事があり、
生きる楽しみがあり、それぞれが隣り合わせにつながっているから、日々を豊かに変える
道具を作り出すことができるのだとつくづく。
ハイスピードで過ぎていく世の中の流れをものともせず、自分たちのペースを大切に
ゆっくりじっくりものづくりに向き合う姿に教えられることがたくさんです。
康人さんの包丁はいつもすぐ売り切れて、なかなか手にすることが
できませんが今回はどうでしょうか?
生活着として長く大事に着こなせるようにとこだわりが詰まった
智子さんのシャツや割烹着もぜひ袖を通してくださいね。
「暮らしの輪郭〜omoto×Iron warm _ plus+eda」
9月14日(木)〜23日(土)
在店日/「omoto」9/14.15.16 「Iron warm _ plus+eda」9/18.23
【9月の企画展】暮らしの輪郭
<9月14日(木)〜23日(土)>
9月は「omoto」と「Iron warm_plus+eda」の展示を行います。鍛冶職人の鈴木康人さんと、藍や柿渋染めの洋服を手がける智子さん。
鉄や木で家具やオブジェをつくる伊香賀大祐さんと、古布から小物をつくる静枝さん。
彼らに会うたび、通じる〝匂い〟を感じます。
つくるものは少しず違っても、いつも夫婦仲良く、日々を丁寧に、
暮らしとものづくりのすべてがゆるやかにつながっている。
うらやましくも憧れを抱かずにいられない存在です。
考えてみれば、仕事をすることも暮らすことも本来一体だったはず。
それが仕事はソトに出かけてするものに変わり、生活から切り離されてしまった
ことで、暮らしの実感が希薄になってしまったように思います。
暮らすことは生きること。
食べることも、つくることも、遊ぶことも日々の暮らしの延長です。
手しごとを糧に、自分たちの価値観や感性を大切に生きる彼らの姿に触れるたび
生き方を問われるような気持ちになります。
なにより、自分たちの暮らしを大切にするから、日々を豊かに変える
作品をつくり出すのだと気づかされるのです。
2組の夫婦の作品を手にすれば、これからの暮らしのヒントが見つかるかもしれません。
「omoto」のご紹介→◎
「Iron warm_plus+eda」のご紹介→⚫︎
「暮らしの輪郭〜omoto×Iron warm _ plus+eda」
9月14日(木)〜23日(土)*会期中無休
在店日/「omoto」9/14.15.16 「Iron warm_plus+eda」9/18.23「omoto」鈴木康人
専門学校を卒業後、アパレルの仕事に関わったのち、
40代で刃物研ぎ師としての道を歩み始める。
地元の野鍛冶師から鍛造を学び、
智子さんと共に「omoto」を立ち上げる。自宅の離れを改造した
鍛冶場で、野性味に豊かな包丁や刃物をつくり出す。「omoto」鈴木智子
大手アパレルメーカーでパタンナーとして働いた後、
2009年「omoto」をスタート。種入れポケットつきの
〝種まきシャツ〟やワンピース風の割烹着など
暮らしにもとづく生活着を手がける。藍や柿渋で染めた服は
使い込むほど風合いを深め、愛用の一枚となる。「Iron warm _ plus」伊香賀大祐
鉄骨建築に携わった後、2008年に「Iron warm _ plus」を設立。
実家の鉄工所を工房に、木や鉄を巧みに組み合わせ
オーダーメードによる家具や店舗什器、店舗デザインを行なうかたわら、
廃材を使った個性豊かなオリジナルの作品も。
毎月期間限定オープンする工房内ショップも必見。「eda」伊香賀静枝
生地問屋に勤めた後、テキスタイルメーカー勤務を経て、
布作家として「eda」をスタート。使い古された
古着や古布から、人形やバッグ、アクセサリー、小物などを
つくりだす。年月を経た布の持ち味を生かしながら
ファッションの一部としても楽しめるデザインが魅力。
【パンとスープのうつわ】上田裕之さん
鉄のフライパンに憧れつつも、重くてメンテナンスも大変と、
ついテフロンに頼ってしまうという方も多いと思います。
人気の某フライパンを持ったときも、あまりの重さに
五十肩がますます悪化しそうとあっさり諦めましたが、
上田さんのフライパンはとにかく軽い!厚さは1.6mm。決して厚くありませんが、熱伝導率がよく
焼き込まれた鉄はしっかり火を通してから使えば焦げにくく、
焦げたとしてもサッと洗えばすぐきれいになります。
しかも、ハンドルが熱くならず使い勝手も抜群です。片手と両手のタイプがあり、20㎝のもののみふたもオーダー可能です。
しかしフライパンってどうしてこんなに可愛いんでしょうね。テフロンのフライパンには萌えませんが、鉄のシンプルな素材や
フォルムを見ているだけで幸せになります。
さらに上田さん制作のパン切り包丁も今回ご紹介していますが
すこぶる切れ味抜群で、感動しますよ!
ギザギザが先の一部についているだけなのに、
驚くほどの安定感!ハードなパンからふわふわ食パンまで
切れ味を実際に試していただければどんな言葉を重ねるよりも明快です。いずれも受注となり、少しお時間をいただきますが
お待ちいただいても期待に十分応えてくれる道具たちです。
ぜひ手にとってお試しくださいね。