【スープとパンのうつわ】関口憲孝さん
関口さんはコプス初登場の作家さん。
石川県で修行したのち、岩手県紫波町に築窯されました。青白磁を中心に、ft size-full wp-image-10596″ />るり釉、焼締のような黒釉など、表現の幅が広いばかりか、フォルム感が際立つ作品が目をひきます。
華やかさがありながら、どこか控えめ。
ストイックな造形美をたたえながら、おおらかな佇まい。
そんな両極の要素を持つところが、関口さんの器の奥深さの秘密。
和洋問わず、料理を乗せればたちまち美しく引き立ててくれるから
ついつい手が伸びる活躍度ナンバーワンの器なのです。会期終了後もコプスの定番として引き続きご紹介させていただく
予定なので、今後もぜひ楽しみにしてくださいね。
【スープとパンのうつわ】明日から!
スープとパンのうつわ展の準備もなんとか整いました。
取り急ぎ、たくさんの作品から一部ですがご紹介!
今回初めてご紹介させていただく関口孝憲さん、お仕事の概要を知っていただくためにも、
いろいろ送ってください!とお願いしたら、どど〜んと150点ほど送ってくださいました。白磁のスープ皿だけでもこんなに!青みがかった白磁は春の色、爽やかで清々しいです。中央の大きめの器はなんと耐熱器。黒釉の器も素敵です。福岡彩子さんからはスープ皿やプレート、スープボウルにマグカップなど到着。アンティークを思わせるイエロー(白系)、スレート(ブルー)、ブラウンの3色の
ニュアンスのある色合いが奥深かく、思わず見とれるほどの美しさです。
八木橋昇さんは、耐熱器をはじめ、スープ皿、ポット、カップ、プレート類など。幅広いアイテムと多彩な表現力は圧巻。
工房イサドはカッティングボードやパン皿。スープ用にスプーンも作ってくださいましたよ。スープランチをご用意くださっているスノウドロップにも行ってきました。
今週は里芋とビーツのポタージュスープ。器は関口さんの白磁です。紅梅の咲く庭を眺めながら、鮮やかなビーツの色合いと、やさしい里芋の味に癒されました。
こちらのスープは25日(土)まで(日曜、月曜はお休み)。ぜひセットでお出かけくださいね。
<スープとパンのうつわ>
2月23日(木)〜3月4日(土)
*会期中無休
関口憲孝、福岡彩子、八木橋昇(陶)
工房イサド(木工)
上田裕之(フライパン、包丁)
2月25日(土)12時〜
奈良・生駒「coeur(クール)」の天然酵母パン販売
2月28日(火)10時〜
【2月の企画展】スープとパンのうつわ
<2月23日(木)〜3月4日(土)>
2月の企画展は器展。
スープとパンをテーマに行います。朝昼晩、おいしいスープとパンがあれば幸せです。
〝味噌汁とご飯〟という組み合わせにも似ていますが、
味噌汁とご飯ではなんだかわびしい気持ちになるのに、
スープとパンならご馳走の気分になるから不思議です。
具沢山のスープはメインディッシュに匹敵する存在。
スープとパンに似合う、お気に入りの器があれば
さらに元気に日々を乗り越えられそうです。初めてご紹介の関口憲孝さんは、久々にいい器に出会えたな〜と
この数年、感動した作家さんのお一人です。
白磁から黒釉、青彩など、幅広い器をつくられていますが、
どれも使うほどにしみじみ素晴らしいです。さらに鉄作家の上田裕之さんの、フライパンやナイフも登場。
こちらは受注となる予定ですが、フライパンは軽くて、
焼き上がりカリッとおいしく仕上がるすぐれものです。昨年4月の花器展で初めてご紹介して好評をいただいた福岡彩子さんは
今回はプレートやスープボウルを中心にご紹介。
美味しいもの番長の陶芸家の福岡彩子さんご推薦の奈良のパン工房、
「coeur(クール)」さんからおいしいパンも届きますよ。
おなじみ工房イサドさんは久々の企画展ご参加。
イサドのカッティングボードやパン皿に盛るだけでたちまち美味しさが倍増します。八木橋昇さんはスープ皿のほか大小、土鍋や耐熱器が到着予定!
寒い時期を経て野菜が旨味を増す季節、ぜひことことスープを煮込んで
あたたかく日々をお過ごしください。
会期中、コプスから徒歩5分のスノウドロップで
今回展示の作家さんの器でスープランチをお楽しみいただけます。
こちらもお楽しみに!
<スープとパンのうつわ>
2月23日(木)〜3月4日(土)
*会期中無休
関口憲孝、福岡彩子、八木橋昇(陶)
工房イサド(木工)
上田裕之(フライパン、包丁)
2月25日(土)12時〜
奈良・生駒「coeur(クール)」の天然酵母パン販売
2月28日(火)10時〜
「ポリ袋とフライパンでパンづくり」講師:梶晶子(happy DELI)
参加費4500円(試食とスープ付き、お持ち帰りのパン種つき)
詳細はこちら→⭐︎
【入荷情報】八木橋昇さんの器
寒い季節に活躍するのが八木橋昇さんの土鍋です。
どんな料理にも映えるシンプルなフォルムとマットな黒の色合い。
容量たっぷりにして、持つ手に軽く使い勝手抜群です。
ただいま8.5寸の土鍋が入荷しております。
そのほか、黒呉須と粉引の玉縁5.5寸皿も。
いずれもリピーターの方が多いアイテム。
集いの食卓の必需品として活躍すること間違いなしです。
【入荷情報】大隈美佳さんの器
オープン以来、定番アイテムとして
ご紹介させていただいている大隈美佳さんの器が入荷しました。
今回は茶碗、プレート、取り皿など、動物シリーズが中心です。
プレート皿の絵付けが今回はまた新鮮。
眺めているだけで癒されます。
webshopにも少しずつアップしております。
すでにお待ちのお客様が続々チェックしてくださっていますが
楽しみながらお選びいただけましたら幸いです。
大隈美佳さんのOnline shopへ >>
【集いの食卓】阿部慎太朗さんの器
今回、初めてのご紹介となる阿部さん。若い女性に人気の作家さんのようで
連日阿部さんの器を求めてご来店くださる方がたくさんでした。
しかもみなさんキレイ系で身綺麗。キレイな人は美しいものが似合います〜。
「100年後のアンティークになる器」を目指し、丁寧なお仕事をされている阿部さん。
リムに装飾を施したプレートが人気で、どれにしようか悩む方続出でした。
オブジェ感のある花器やキャンドルホルダー、ボウルなど
インテリアの主役になれるアイテムもいろいろ。
このサイズのものを型でつくるのは難しく、複雑な造形は手間がかかると思いますが
手間を惜しまず、誰もしていないことにあえて挑戦するのが阿部さんの信条。
一見可愛らしい器ですが、熱い思いが込められているのです。
繊細な装飾のアイテムが人気ですが、大ぶりなレリーフ柄も素敵。
tottoさんの料理講座で料理を盛り合わせたときも、色とりどりの料理に負けない
存在感で料理を引き立ててくれました。オリーブグリーンを思わせる色合いもいいですね。
角型の深皿はこれからの季節、スープのおいしさをひきたててくれる存在。
フォルム感が抜群で、さまざまな料理に美しく映えそうです。
オーバルの器もテーブルのアクセントになってパーティに活躍。
シンプルな器好きには、少し可愛すぎるかなと気後れしがちですが
アンティークのものとも相性よく、少しプラスするだけでテーブルに彩りが加わります。
【集いの食卓】稲吉善光さんの器
集いの食卓展もいよいよ明日までとなりました。
笠間で作陶されている稲吉善光さんの器は今夏からと
ご紹介は最近ですが、これまでにない土ものらしいどっしりとした風合いが魅力。
今回の展示でも、新作を含めその魅力を余すことなくご紹介させていただいています。
稲吉さんといえば風合いに富んだ鉄釉が魅力。
先日、tottoさんが料理講座でサラダボウルにと選ばれた大鉢は、
色とりどりの食材を際立てて魅力を発揮。
欠品していた片口もお持ちくださいました。煮物や和え物にと
これからの季節に活躍すること間違いなしの逸品です。
新作の山砂釉のテクスチュアも素敵。ざらっとした質感と
光沢を放つ風合いが独特です。
重厚感漂う花器も格別。
どれも一見地味に見えますが、使うほどに良さを実感できる素晴らしい作品ばかり。
ぜひ手にとってご覧ください。
稲吉さんのOnline shopへ >>
【集いの食卓】安福由美子さんの器
「集いの食卓」展もいよいよ残すところわずかとなりました。
今回、はじめてのご紹介となる安福由美子さんの器、
照明から耐熱器、大きなオーバルから小皿まで、幅広い作品をご紹介しています。
なんといっても魅力は独特の質感。
釉薬に金属を加えて焼き上げた錆鉄を思わせるテクスチュアは、
使い方が気になりますが、どんな料理を盛り付けても
染みたり表情が変わらないよう目止め加工されています。
料理も美しく映えるだけでなく、こんな器が欲しかった!と思わせるフォルムやサイズ感が絶妙。
みずから作陶された器で、カフェを運営されていたという
貴重なご経験も作品づくりに大きく影響しているのでしょう。
和にも通じる丸菱形皿は、お正月にも活躍しそう。
楕円のプレートは大人数のときにお菓子や料理を盛り付けて
テーブルに置くだけで、思わず歓声があがりそうです。
金属を思わせる質感はガラスとの相性も抜群!
陰影のなかに見事なコントラストを描き出します。
花器も素敵で、ニュアンスのある花が似合います。
凛としたオーラをまといまがら、どんな器や食材も懐深く受け止める
おおらかで洗練された器にぜひ挑戦してみてください。
【集いの食卓】はじまりました!
小春日和のなか「集いの食卓」展が、スタートしました。
4名の作家さんが、それぞれ100点以上の作品をご用意くださいました。
どっしりとした土ものらしい風格を備えた稲吉善光さん、
ヨーロッパのアンティーク器を思わせる阿部慎太朗さん、
金属を用いたストイックな風合いの安福由美子さん、そして
透明感あふれるガラスの沖澤康平さん。
テクスチュアに富んだ4名の作品がそれぞれ溶け合って
深まる秋にふさわしい陰影を醸しています。
テイストの異なるもの、さまざまな形・・・
いろんな料理があるように、いろんな器があったほうが
テーブルは生き生きと楽しくなる気がします。
少しずつ好きな器を見つけて
オリジナルの「集いの食卓」を楽しんでくださいね。
*11月20日(日)〜23日(水・祝)は古来種野菜の販売
【作家紹介】阿部慎太朗さん(陶)
ヨーロッパのアンティークを思わせる器たち。
優美な彫り模様が女性らしい雰囲気を漂わせますが、
この作品をつくるのが若干31歳 の若き陶芸家、阿部慎太朗さんです。
阿部さんは香川県出身。東京の大学に入学後、陶芸サークルに勧誘されたのが
きっかけで陶芸をはじめます。サークル活動にのめり込み大学には7年通われたそう。笑
卒業後は釉薬の知識を深めるために笠間にある
茨城県工業技術センター窯業指導所の釉薬科で学びます。
なんと在学時代から少しずつオファーが入るようになり、卒業後はそのまま独立、
作家としての道を歩み始めます。
今や阿部さんの代表作となっている装飾的な器をつくるようになったのは、
骨董市で見つけたヨーロッパのアンティークの器との出会いがきっかけでした。
時代を超えて美しく佇む姿に魅了され
「現代の生活に合うのはもちろん、100年後にアンティークになる器をつくりたい」と
鋳込みと呼ばれる石膏型を使った手法で制作をはじめます。
リムには彫刻刀で丁寧に模様を彫り、焼きあがったとき
凹凸感のある彫り模様に、釉薬が美しい濃淡を描き出すのが特徴。
笠間の工房にうかがったときの、膨大な型のストックや、
彫刻の作業をする窓辺に置かれた道具の美しい佇まいが印象的でした。
「悩んだときは手間のかかる方法を選ぶようにしています。
誰もやらないことや、難しいことに挑戦したほうが
結果的にいいものができる気がします」と阿部さん。
仕事量やスピードを求められるようになった今もコツコツと、手間がかかる部分は
ときに人の手も借りながら、決して手を抜くことなくつくられる美しい器。
若くしてみずからの作風を確立された人の言葉が、心に強く響きます。
素敵な器があるだけで、ちょっとがんばって料理を作ろうかなと思うもの。
テーブルを華やかにいつもと違う気分で盛り上げてくれる、とっておきの器です。
2016年「集いの食卓」展でのご紹介はこちら→⚫︎