【7月の企画展】紀伊国展
<7月16日(金)〜24日(土)>
東京から西におよそ600kmの和歌山県の南部。
険しい山が海岸近くまで続く、人を寄せ付けないこの地は
昔から〝異界の地〟とされ、巡礼の地としての歴史があります。
半島ゆえに時代の流れから取り残された、今もなお秘境の地。
ここは私のふるさとでもあります。
何もないと思っていたこの土地で、
自然と対話するようにものづくりに取り組む人がいることを知りました。
ハイスピードで変化する時代の流れから取り残された場所で、
生み出される作品もまた、変わらぬ自然と同様、素朴で美しく、力強さを備えます。
龍神村でみずから薪窯を作り温かみに富む白磁を作る中本純也さん。地元の杉材で家具や木工を手がけるG Works。糸を紡ぐところから織り上げるところまで手仕事で行うStudio ayumqの菅野あゆみさん。ビーチにほど近い白浜で素材にこだわり静謐な洋服を作るjiji天然の藍染を現代の感性で洋服に仕上げるニワカヤマ昔ながらの生活に根付いたシュロ製品を手がける高田耕造商店
4年前の同展で、和歌山会場として開催させていただいた
和歌山県中辺路町のカフェ朴からは、天然酵母パンも届きます。
ぜひ紀伊国の風を感じる作品に触れていただけましたら幸いです。
紀伊国展〜自然との対話から生まれるものづくり
7月16日(金)〜7月24日(土)*会期中無休
<参加作家>
jiji(服)
Studio ayumq(手紡ぎと染織)
G.WORKS(木工、家具)
高田耕造商店(シュロ製品)
中本純也(磁器)
ニワカヤマ工場(藍染、服)
<イベント>
7月16日(金)13時〜
「田舎ごはんとカフェ朴」の自家製酵母パン販売
7月17日(土)18日(日)各13時〜、15時〜
「シュロのほうきづくり」講師:高田大輔(高田耕造商店)
参加費2750円 定員4名
【紀伊国展@和歌山】始まりました!
紀伊国展@和歌山、いよいよはじまりました。先月はcopseで開催しましたが→⚫︎、場所がかわると印象も一変。
コプス以外のスペースで展示をするのは初めての試みで、しかも遠方。
不安がありましたが、広々とした古民家空間はディスプレイもたのしく
見慣れたアイテムが違う魅力を放ちます。なにより「田舎ごはんとカフェ朴」さんのランチのおいしいこと!
こちらの玄米プレートランチのほか、カレーやパンランチも。お昼の時間に近づくと、続々お客さまがどこからともなくやってきて
みなさん、ゆっくりくつろいでいかれます。お待ちいただくこともしばしばですが、田んぼや畑を見渡す周囲の景色も美しく
待っている間もまったくノンストレス。店頭では自家製天然酵母パンや、7月の展示の時にご紹介させていただいた地元、近露の
「カワハラ畑と田んぼ」のお野菜も店頭で販売しています。
素晴らこの店で数日を過ごせるなんて夢のようです。
村のはずれにある朴さんまで、迷われる方が多いので、道のりブログつくりました。
【紀伊国展@和歌山】朴への道のり
しばらくこちらで店番しますのでぜひ遊びにいらしてくださいね。
朴の店主、うーたんこと中峯幸美さんとお待ちしています!
*コプスの実店舗は8月3日〜5日は通常営業いたしますので
こちらも合わせてお願いいたします。
<はるかなる紀伊国〜心のふるさと和歌山のものづくり〜>
日程:8月2日(水)〜12日(土)*8/6〜8は店休日
場所:田舎ごはんとカフェ朴
(和歌山県田辺市近露203/0739-65-0694)
http://www.copse.biz/2017/06/30/
【紀伊國展】引き続き和歌山で!
和歌山のものづくりをご紹介する紀伊國展。
無事に9日間の会期を終了しました。
会期中は関西からうわさを聞きつけ、関西からお出かけくださる方もちらほら。
さまざまな出会いに恵まれた熱い日々となりました。一番人気だったのはニワカヤマ工場さんの藍染の服たち。パンツやスカート、ワンピなど、ひとつひとつ藍染された
深く美しい色合いはもちろんですが、ユニークなデザインが多くの方をとりこに。G.WORKSの地元産の無垢材でつくる家具も、座り心地の良さにみなさん感動。
杉の柔らかな素材や木目の美しさなど、実際に見て触れていただいて
感じていただく意味の大きさを感じた次第です。こうのさんの和歌山の写真をみながら、ナギサビールを飲んでたら
和歌山に行きたくなってきた〜という方も多くて、うれしくなりました。
copseは今週から通常展示に戻りますが、紀伊國展は本拠地、和歌山に巡回します。
出張展示ならぬ里帰り展!
夏休みのご予定がまだの方はぜひお出かけくださいね。
<巡回展>
8月2日(水)~8月12日(土)*8/6(日)〜8/8(火)はお休み
場所/「田舎ごはんとカフェ 朴」和歌山県田辺市中辺路町近露203 0739-65-0694
*EAT&TALK
8月11日(金)
10時〜「和歌山のおいしいものマルシェ」
熊野のおいしいもの、おいしいものを作る人が朴の店頭に集まります。
14時〜「和歌山のモノものがたり」
本展にご参加のつくり手に、それぞれのこだわり、ものづくり背景をうかがいます。
<参加作家 敬称略 *それぞれの⭕️印から作家紹介のページにリンクできます。>
中本純也(陶)→⭕️
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)→⭕️
G.WORKS(木工)→⭕️
ROCA(革)→⭕️
こうのさちこ(写真)→⭕️
ニワカヤマ工場(藍染め、服)→⭕️
jiji(服)→⭕️
高田耕造商店(シュロ)→⭕️
角田清兵衛商店(弁当箱)→⭕️
【紀伊國展】はじまりました!
紀伊國展にふさわしい猛暑のなか、無事に初日を迎えました!たくさんのアイテムがなんとか収まって、最後に龍神村の家具工房G.WORKSから
届いた家具を開梱したら、小さな店のなかに木の香りが充満!ぜいたくに無垢の杉材を使った家具は置くだけでも癒し効果抜群ですが、
「吸い込まれるくらい気持ちい〜」としばらく座り込む方もいましたよ。
今回の展示は洋服から器、小物と幅広いものづくりを通して
和歌山の魅力を感じていただければ、というもの。
みなさん楽しく悩んでくださって、とてもうれしいです!
jijiやニワカヤマ工場の洋服も、ずらりと並べて。
ニワカヤマさんはボーダーシャツが人気ですが、さまざまな藍染めの布を
組み合わせてつくる洋服もこだわりを極めて素敵。鳥やキノコ、石など、ROCAの皮革ブローチ
陶芸家の中本さんからは、人気のアフガン鉢やポットも届いていますよ。
今回ご参加いただく方のものづくりの背景をブログにまとめました。
ご一読さらにそれぞれのものづくりへの思いを感じていただけると幸いです。
(お名前をクリックしていただけましたらご紹介ブログにアクセスします)
中本純也(陶)
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)
G.WORKS(木工)
ROCA(革)
こうのさちこ(写真)
ニワカヤマ工場(藍染め、服)
jiji(服)
高田耕造商店(シュロ)
角田清兵衛商店(弁当箱)
明日の土曜はおいしいもの市!
明日朝、到着するアイテムが多いので、販売は12時すぎになるかもしれませんが、
こちらもぜひお楽しみにおこしくださいね!
「はるかなる紀伊國〜和歌山のものづくり」
7月13日(木)〜22日(土)*会期中無休
7月15日(土)12時〜
「和歌山のおいしいもの市」
田舎ごはんとカフェ 朴(天然酵母パン)
ナギサビール(地ビール)
シンドラー・デリカテッセン(生ハム、ソーセージ)
どれみふぁーむ温川(トマト)
カワハラ畑と田んぼ(古来種野菜)
【紀伊國展】ニワカヤマ工場
「ニワカヤマ工場」は、工場と名付けていますが、日高川町の小さな藍染めの工房。
東京・青梅の藍染め工房で修行した澤口隼人さんが主宰しています。
敷地には大きな藍甕(かめ)が二つもあり、江戸時代から伝わる
国産の藍、日本酒、石灰、灰汁を用いた「灰汁(あく)発酵建て」という技法で染めています。
ニワカヤマの特徴は染めを行うだけでなく、洋服に仕上げるところまで行っているところ。代表作が、ボーダーのカットソーです。
国内でも和歌山市にしかないと言われる「吊り編み機」と呼ばれる、旧式のメリヤス編み機を使って
編み上げます。糸にテンションをかけずにゆっくり編みあげるので、着心地がやわらかく、経年変化も少ないそう。
それにしても天然染め、それも藍染めは色移りしやすいのが常識ですが、
あえて糸を染めてボーダーに織り上げるなんて、恐ろしくリスクの高い挑戦!
それでも澤口さんは色落ちしないよう工夫して、色移りを懸念する縫製工場に粘り強く交渉して無事完成!
ボーダーのコントラストに藍の色が一層美しく映える、藍染めのあらたな魅力を見出すアイテムとなったのです。このほか、綿や麻などの良質な国産生地を使用た布帛(ふはく)の洋服も展開。
生地によって異なる染まり具合を活かして、パンツやスカート、ワンピースなど、一点ものの服を手がけています。
古くて新しい、ニワカヤマの藍染めの服をぜひお楽しみにしてください!
【夏の企画展】はるかなる紀伊國
和歌山のものづくりを紹介する展示を、7月にコプスで
8月に和歌山に出張して行います。
和歌山ってどこ??と言われそうですが、紀伊半島の西側。
海岸まで険しい山が迫る荒削りなこのエリアは、
昔から〝陸の孤島〟と呼ばれる愛すべき我がふるさとです。この僻遠の地に、わざわざたどり着き、
ものづくりをする人が少しずつ増えていることを知りました。
最初の出会いは陶芸家の中本純也さんでした。
やがて、織りや木工などさまざまなものづくりの方と
巡り会うにつれ、「どうしてこんな場所で!?」という疑問は次第に
圧倒的な自然によりそう暮らしとともにものづくりがあるという
手仕事本来のあり方に気づかされるきっかけとなりました。
おおらかな大地から生まれる、味わいに満ちた暮らしの道具を通じて、
和歌山の魅力に触れていただけましたら幸いです。
*8月に和歌山県田辺市にて巡回展を行います。
<参加作家 敬称略 *それぞれの⭕️印から作家紹介のページにリンクしています。>
中本純也(陶)→⭕️
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)→⭕️
G.WORKS(木工)→⭕️
ROCA(革)→⭕️
こうのさちこ(写真)→⭕️
ニワカヤマ工場(藍染め、服)→⭕️
jiji(服)→⭕️
高田耕造商店(シュロ)→⭕️
角田清兵衛商店(弁当箱)→⭕️
はるかなる紀伊國〜和歌山のものづくり
7月13日(木)~7月22日(土)*会期中無休
*イベント
7月15日(土)
和歌山のおいしいもの市/田舎ごはんとカフェ 朴(天然酵母パン)、ナギサビール(地ビール各種)、シンドラー・デリカテッセン(生ハム、ソーセージ)、どれみふぁーむ温川(トマト、トマト加工品)、カワハラ畑と田んぼ(古来種野菜)など
<和歌山で巡回展をおこないます!>
8月2日(水)~8月12日(土)*8/6(日)〜8/8(火)はお休み
場所/「田舎ごはんとカフェ 朴」和歌山県田辺市中辺路町近露203 0739-65-0694
*EAT&TALK
8月11日(金)
10時〜「和歌山のおいしいものマルシェ」
熊野のおいしいもの、おいしいものを作る人が朴の店頭に集まります。
14時〜「和歌山のモノものがたり」
本展にご参加のつくり手に、それぞれのこだわり、ものづくり背景をうかがいます。