copse good home good taste good design
  • オンラインショップ
  • facebook
  • Instagram

アーカイブ

2015.09.03服飾

本日「ワーペン ウエフト」初日!

IMG_0086本日9月3日(木)から「ワーペンウエフト TOKYO 2015 in 石神井公園駅」がスタート!copseではヤンマ産業さんの受注会を開催します。IMG_0087
本日朝よりヤンマのお二人がきてくださり設営。100着以上もあるのに当日!?と心配しましたが、着々とご準備くださいました。IMG_0089さすが受注会の達人!狭い店内ですが、久々に会津木綿も登場。新柄、限定色もありますよ。定番のリネンや、CALICOさんのコラボアイテムなど、いろいろ揃っていますので要チェックです。

*copseの最寄駅は石神井公園ではなく大泉学園駅になります。はじめてcopseにご来店の方は西武池袋線大泉学園駅からの道のりブログをご参照ください→ 徒歩約10分と離れておりますのでご注意くださいませ。車でおこしの方は近くのUR団地パークサイド石神井の5号棟付近に8台分のコインパーキングがあります→

9〜10月

2015.09.01服飾

【新作】カディコットンの座布団

IMG_0061いよいよ今週3日(木)から「ワーペンウエフト TOKYO 2015 in 石神井公園駅」が始まります。インドで手仕事布を手がけているcalicoさんと、会津木綿を中心にした洋服を提案するヤンマ産業さんの布を介したコラボイベント。copseでは3日〜6日の4日間、ヤンマ産業さんの受注会をさせていただきます。即売のアイテムもありますのでお楽しみにお越しください。IMG_0063今日はCALICOさんのインド綿=カディコットンを使ったcopseオリジナルの座布団のご紹介。以前から欲しいと思っていた座布団。椅子にも使えるよう小ぶりなサイズがイメージでしたが、一般的なサイズは大きすぎたり(45〜60㎝角がほとんど)、気に入る風合いのものがなかったり、なかなか出会えずにいました。IMG_0068作るしかないかな〜と思っていたところ、昨年行われたワーペンウエフトで初めてCALICOさんに出会い、長年の構想が一気に実現。CALICOの小林史恵さんにわざわざ探し出していただくこと数ヶ月。長く使ってもくたびれることのない、太めの手紡ぎ糸を使ったカディコットンを見つけてくださいました。色落ちの少ない化学染料で染めたグレーの色合いもよく、なにより頬ずりしたくなる気持ちよさ。IMG_0080ただ、思いがけず難航したのが中綿でした。世の中の既製品は、ほとんどがポリエステル生地で、中身もウレタン。価格は手ごろですが、せっかくのカディコットンの素材感がこれでは台無しです。ようやく探し出した下町の布団屋さんで作ってもらった中綿は、偶然にもインド綿で表地の木綿の生地感もよく、昔ながらの職人仕立てが細部まで美しい。ということでインドから生地が届いてから半年以上経ってしまいましたが、CALICO×YAMMAの企画展のタイミングに完成、お披露目でき幸いです。IMG_0070できるだけ値段を抑えたいと思いつつ、少々割高になってしまったのは残念ですが、真っ当な座布団を作ろうと試行錯誤した結果です。今どき、座布団を必要とする方がどれほどいるかわかりませんが、フローリングの生活でも床に座ると気持ちが落ちつく気がします。椅子にも似合う小ぶりなサイズもポイント。ぜひワーペンウエフトにいらした際には極上の座り心地をお試しくださいね。

*ワーペンウエフト期間中のCALICOの手仕事布と洋服の展示はknulpAAさんで開催です→⭐︎

インド綿の座布団(40㎝角)¥5500+tax

表地/インド・カディコットン100% 中綿の表地/インド綿100% 中綿/インド綿100%

*カバーリングは裏側が袋状の仕立てで、中綿を容易に出し入れできます。お洗濯は可能ですが、若干色落ちすることがあるのでご注意ください。

9〜10月

2015.08.23服飾

ワーペン ウエフト参加決定!

calico長い夏休みをいただいておりましたが、ようやく今週27日(木)から営業再開いたします。来週はもう9月。直前のお知らせになりましたが「ワーペンウエフト TOKYO 2015 in 石神井公園駅」に、今年はcopseも参加させていただくことになりました。ワーペンウエフトはWarp(縦糸)&Weft(緯糸)の意味。ニューデリーを拠点にインド各地の農村に残る手仕事布を伝えるCALICOと、会津木綿を中心に洋服作りを手がけるヤンマ産業のコラボ展です。CALICOのカディと手仕事布のお洋服はknulpAAで、ヤンマのお洋服の受注会を9月3日(木)〜6日(日)copseでさせていただくことになりました。

歴史という縦糸に、営みとして交叉する緯糸のお披露目するこのイベント。初めての開催となった昨年は、ヤンマのアトリエEKIでの受注会や、CALICOの展示にうかがいましたが、CALICOのインドの布を堪能できる素晴らしいイベントで、会期後copseでもCALICOのストールをいくつか紹介させていただきました→ 二つの人気アパレルブランドに地元で評判の飲食店も加わる立体的なこのイベント。街自体がタテヨコにつながる試みがとても新鮮でした。そんな素晴らしいイベントに参加させていただけるのはとても光栄に思います。ただし、copseの住所は石神井台ですが、最寄駅は石神井公園駅のひとつ先の〝大泉学園駅〟。石神井公園駅周辺のお店とはしごして来られる場合は、バス便もしくはknulpAAからすぐの練馬タウンサイクルで自転車を借りて、石神井公園を含めてサイクリングついでに足を伸ばすのもおすすめです。楽しみにお待ちしております(会期中のランチはお休みになります)。

*はじめてcopseにご来店の方は西武池袋線大泉学園駅からの道のりブログをご参照ください→ 徒歩約10分と離れており申し訳ありません。車でおこしの方は近くのUR団地パークサイド石神井の5号棟付近に8台分のコインパーキングがあります→

ワーペンウエフト TOKYO 2015 in 石神井公園駅

9月3日(木)〜9月9日(木)CALICOカディと手仕事布のお洋服@knulpAA

9月3日(木)〜9月6日(日)ヤンマの受注会@copse

*そのほか石神井公園のたべものやITOHENクラクラが特別メニューで参加

8〜9月最新

 

2015.04.07服飾

【入荷情報】ヤンマ産業の洋服

IMG_8998さくらが咲いたと思ったら雪が降ったり落ち着きませんが、気分は春!新しい季節にぴったりの洋服がヤンマ産業さんから届きました。kadhi新緑を思わせるグリーンのリネンワンピース(¥18000)のほか、今回はインドで手仕事布を手がけるCALOCOさんの布を使ったアイテムが中心。デザイナーの山崎ナナさんが惚れ込んだインドの布は、手に触れた時のあたたかな風合いや、手紡ぎでつくられた繊細な素材感が特徴。カディ(手紡ぎ糸)の長袖ストライプシャツ(¥14800)やノースリーブシャツ(¥9500)は、肌にさらりと心地よく、袖を通すだけで素晴らしさを実感します。IMG_8997IMG_8999

IMG_9001実は、インドはコットンだけでなくシルクのバリエーションも豊富。シルク=絹というと、なんだかよそゆきのようですが、インドのシルクは野蚕(野生の蚕)の繭糸を使ったものが主流。IMG_9006繊維が太く、節があったり、シャリ感が楽しめるラフな風合いが魅力です。この独特の素材感を、そのまま生かしたのがノイシルクのスカート(¥14000)。IMG_9002ヘリンボーン柄のキュロット(¥16000)やダイアモンド柄のワンピース(¥18000)も、シルクの力強さを楽しめるアイテムです。IMG_9003この素晴らしい素材感を画像でお伝えするのは難しく、ぜひ一度手にとっていただけますと幸いです。CALOCOさんのストールと合わせても素敵ですよ。今回は会津木綿の入荷はありませんが、追って入荷しましたらお知らせしますね。通販にもご対応しておりますのでご要望がありましたらcopse <info@copse.biz>にご連絡くださいませ。

*今週のランチはロールキャベツ定食。11日(土)のランチはお休みさせていただきます。

4月〜5月最新

2014.09.30服飾

【入荷情報】CALICOのストール

IMG_7411copseでもお世話になっているヤンマ産業さんが中心となって先日、ワーペンウエフト2014が行われました。ヤンマさんの展示会と同時に行われたのがインドの手仕事布ブランドCALICOさんの展示でした。ジャムダニCALICOは、2012年にスタートした小林史恵さんと増住有希さんによるデザインユニット。現在世界の手織布の95%以上がインドで生産されていますが、賃金の格差拡大によって次代の担い手を失いつつあるそう。CALICOさんはインドの手織り産業の持続的発展を支援するためにも、村々でつくられてきた手紡ぎ•手織り布、刺繡布をはじめとする布づくりをデザイン•プロデュースして日本で紹介しています。IMG_4026石神井公園のクヌルプAAさんで行われたこの展示会が素晴らしかった! カンタ刺繡(写真左上)やジャムダニ織り(右上)など、ひとつひとつの布の力強さに、ぐいぐい引き寄せられるようでした。しかも、手紡ぎ、手織りの布はほどよく空気を含んで、首にまいたときもふわりとやわらか。IMG_4023糸を紡ぎ、手機りする文化は日本でも各地に当たり前のようにありましたが、今は昔。着物から洋服へとライフスタイルが代わり、大量生産が当たり前になり、そのほとんどがなくなりました。振袖すらペラペラのシルクにインクジェットプリントして量産されているのが現実。でも、それって振袖なのかな? どうも別物にしかみえず。手絞り風、手刺繡風につくられているだけで、まったく別ものです。振袖も浴衣も、素敵なものを着ているな〜と思って聞くと、古いものということが多々。工業化や技術革新のおかげで世の中は進化を遂げていますが、でもこれって豊かになったといえるのかな? 手仕事にしかできないことがあるということに、失われてしまってから気づいたりします。日本からものづくりが流出•消失すると同時に、豊かな染織文化が廃れてしまったように、インドでも同じことが起ころうとしている……CALICOのお二人の活動は、最後の砦ともいうべきインドで、豊かな布の文化を守るという大きな意義を感じます。IMG_4024

前置きが長くなりましたが、クヌルプAAさんで拝見して、copseでもご紹介したい!と少しですが、置かせていただくことになりました。早々にCALICOさんがお届けくださいましたが、ご飯の器展開催中につき、小出しにしか紹介できませんでしたが、それでも次々に目に留てくださる方が多々。布好きの心を刺激してくれ、手に触れるだけで幸せな気持ちになるのは、日本人に布文化のDNAが根付いているからだという気がします。そういえば20年以上前、はじめての海外旅行がインドだったのは、染織に興味を抱いたのも一因だったような……そんなことを思い出しながら、インドにまた行きたくなりました。

10〜11月

2014.08.10服飾

『井 08』発行

IMG_3740台風横断の日曜、風雨が増して荒天になりそうですね。フリーペーパー『井』8号が先日、発行しました。今回のテーマは“涼む”。石神井の名店そば店「なかやしき」さんは石神井公園で、ヤンマ産業の美人スタッフこぎんちゃんは会津木綿の洋服で、とさまざまな涼む夏のご紹介。料理ページは6月にオープンした「クラクラ」。copseでも一昨年前、重ね煮講座をしていただいた→上野麻子さんがフードディレクションをされています。料理講座のときも目から鱗のおいしさでしたが、クラクラのランチやディナーの料理も、野菜たっぷりで早くも評判。IMG_3743ご紹介されている南瓜の冷たいスープ、ゴーヤとじゃがいものかき揚げも、簡単かつ夏にぴったり。エッセイみたいな文章も、意外でしたがパワフルに夏をがんばる料理人の雰囲気が伝わってとても良かったです。裏表紙には無印良品の広告が!今月末、石神井公園駅ビルにオープンするそうで、これまた楽しみです。ということで、copseもちょこっとご紹介してくださってますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。copse店頭ほか、掲載店で絶賛配布中です。雨が激しくなってきましたが通常営業しておりますので、雨にも負けずおこしいただけると幸いです。

8〜9月

2014.06.27服飾

【入荷情報】ヤンマ産業の洋服

IMG_67291〜2月に企画展をしていただきましたヤンマ産業の洋服が入荷しました!

IMG_6749

長らくお待たせいたしましたが、オーダーしてくださった方にもようやくお渡しすることができました。コプスでお願いしたアイテムも順次到着。ヤンマさんらしい、ビビッドな色のものもたくさんお願いしたので早くも夏の気分です。

IMG_6760

IMG_6758

グリーンのシャツと合わせた会津木綿の真っ赤なスカートはちょっと憧れでした。この赤!素敵ですよね。松阪木綿のストライプ柄のパンツもいい感じ。はで縞というネーミングの縞柄のキュロットは、インパクトのある柄ですが履くと意外と違和感なく。

IMG_6779

会津木綿の切り替えワンピも素敵です。ということで、ほかにもヤンマさんの洋服たくさん到着していますので、要チェックです!

今週は久々にランチ復活! 今週のメニューは揚げ野菜とアボガド豆乳のせにゅうめん、ちりめん山椒のおにぎり、きゅうりとくらげの酢の物など、夏らしい一品ばかり。土曜日まで、ご用意しておまちしています。

6月〜7月

 

2014.05.09服飾

井のいち2014

a0121669_235348995月といえば『井のいち』!と最近ようやく覚えていただけるようになった気がします。チラシ→もできていよいよ本番間近。今年も楽しみ〜、今年こそ行きますね!と声をかけてくださる方が増えました。今年で4回目です。1回目は台風の洗礼を受け→ 2年目3年目はお天気に恵まれお祭り気分を満喫しました〜。いつもは静かな境内に人が押し寄せ、神楽殿のライブを聴いたり、こもれびの庭で本を読んだり、和やかに楽しんでいる人たちの姿を眺めるだけで幸せな気分になります。4回目となると、何か違うことしたほうがよいかな〜なんて思ったりもしますが、それほど持ち駒もなく(苦笑)、相変わらず焼き菓子や保存食を中心にした出店になると思います。井のいちでcopseを知ってくださる方も多く、常連さんになってくださる方も。さまざまなクラフト作家さんと出会いも楽しみです。今年は1月に企画展をさせていただいたヤンマ産業さんも出店。ヤンマ展で中華まんをご用意くださったnuanさんもお誘いしたら、わざわざ高崎から駆けつけてくだるとのこと!先月料理講座をしていただいたtottoさんも昨年に引き続き出店されますよ。井のいちを介して、楽しい出会いの輪が広がっている感じ!なにより公園と一体になった鎮守の森の緑がすばらしく、その下に集えるだけで幸せです。雨天決行なので、雨でも来てくださいね!*井のいち出店のため、お店はお休みです。

5月〜6月最新

2014.02.01

山崎ナナさんインタビュー〈後編〉

IMG_5059訪れた人の心をわしづかみにするYAMMAの威力。魅力を超えた魔力の秘密とは!?ものづくりの背景をうかがうインタビューの後編をお届けします。前編はこちら→

コプス:ヤンマさんの受注会をメインにした販売方法も独特ですね。お店を持とうと、思わなかったんですか?

ナナ:それはないですね。最初3〜4ヶ所で始まった受注会が、現在全国20ヶ所程度に広がりましたが、私にとってヤンマの活動と、舞台の仕事は同じ感覚なんです。つまり、デザインって果てしなくあって、どんな風にもつくることができる。でも予算や舞台のコンセプトに合わせて舞台衣装をつくってきたように、展示会をしているお店やお客さんのイメージやニーズに合わせて洋服をつくるから迷わずデザインできるんです。ちょうど店が舞台で、店のオーナーは舞台監督、洋服を着てくださるお客さんは役者さんという感じ。それに自分が店をはじめたら、店という舞台を自分でつくることになるし、あくまで洋服をつくることに意識を集中したいのです。

コプス:そういえば“ヤンマ産業”のブランド名もユニークですね。IMG_5075

ナナ:一般のお洋服って、結構値段がしても、バーゲンになれば7割とか半額になったりしますよね。あんなに高かったのに……って、がっかりしたり。それが普通の販売方法になっていますが、そんなお客さんの気持ちを裏切るような売り方はしたくなかった。もっと適正価格で無駄なくつくる方法があるんじゃないかと。アパレル産業のあり方を、製造段階から考えたいという意味合いも込めて「ヤンマ産業」としました。大量生産ではない丁寧なものづくりを目指して、デザインは私が、縫製は高齢者というスタイルも、ヤンマスタート当初から始めたものです。受注会でオーダーしてからお届けまで3〜4ヶ月お待たせしますが、ロスがありません。

コプス:数ヶ月といえば、普通のブランドなら次のシーズンに入れ替わってしまうタイミングですね。待ってでも欲しいと思ってもらえるブランドは早々ありません。

IMG_5076

ナナ:5年前、始めた当初から今も定番になっているものも多く、タックスカート、キュロット、Vネックシャツ、ワンピースなど現在30型ほどあります。以前着てよかったから、今度は違う色でとか、一度に何枚も買えないけど次はあれ!と思っている方もいるので、受注会では新作を加えつつ、以前の型を再登場させることもありますがラインナップの中心は定番のアイテムです。でも生地だけでなく裾の長さをオーダーできるので、自分のスタイルに合わせられるのが特徴です。とにかく、毎回少しずつ買い足してくれる方が多いですね。なにより洋服は着てもらわないと意味がないし、売れなければお店の負担になるだけ。いくら自分がいいと思っても、ディレクターである店主が必要ないと思えばそれまでです。だから、値段やデザインなど、悩んだときは店のオーナーに相談します。店主に限らずアドバイスしてくれるオブザーバーに恵まれたこと、受注会でお客さんと接することで直に反応を感じながらデザインしてきたので、これまで必要とされるものづくりをしてこられたのかもしれません。

コプス:これからはどんな風にヤンマを育てて行く予定ですか?

ナナ:オリジナルの生地を以前からつくってみたかったのですが、もしかしたら実現するかも!?ということで近々、インドに行ってきます!(笑)

コプス:それは楽しみですね。その前にコプスでのヤンマ展。楽しみにしています!(インタビューは1月20日にEKI by yammaにてさせていただきました)

2014.01.28

山崎ナナさんインタビュー<前編>

IMG_5069copse初のYAMMA展に先立って、ヤンマ産業デザイナー、山崎ナナさんにインタビューさせていただきました。できるだけ生の声をお伝えしたく一問一答形式でご紹介します!

コプス:ヤンマ展のお知らせをブログやフェイスブックにアップして以来、連日のようにお問い合わせがすごいです。受注できる商品できますか?とか、大好きなヤンマの服でバッグがつくりたい!とか。

ナナ:ありがたいですね〜。今回は、会津木綿だけですが会期中受注もしますので!

 コプス:うれしいです。私もスカートを愛用していますが、履き心地もよく大好きです。実はヤンマ産業のこと、あまり知らない気がして。ヤンマのスタートはいつでしたか?

 ナナ:2008年ですね。現在のように洋服を展開するようになったのは2009年の春ごろでした。

コプス:洋服をつくられる前は何をされていたんですか?

IMG_5061

ナナ:え〜っと(遠い目をして)、いつからお話すればいいかな。もともと、舞台美術や衣装の仕事をしていたんですね。東京藝大の在学中からはじめて、卒業後もそのままフリーランスで。オペラや時代劇、現代劇などジャンルは問わず。舞台にはプロデューサーや監督がいて、そのイメージや予算をもとに私が衣装のスケッチを描き、製作まで行います。洋服をつくるという発想はなく、あくまで“衣装”の感覚。舞台でいかに美しく見えるかとか、動いたときに効果的に見せるのはどうしたらいいかと考えながらつくりました。シルエットや全体の雰囲気といった大きな部分をイメージしてから、ディテ—ルをデザインしていくのですが、そのプロセスは今、洋服をつくるようになっても同じですね。

コプス:なるほど舞台のお仕事がベースになっているんですね。そういえばこのEKIの空間もまるで舞台のようです。でも舞台のお仕事から、どうしてヤンマが始まったのですか?

IMG_2897

ナナ:舞台の仕事は面白いけど結構大変で忙しいときは2〜3人のスタッフと仕上げることも。子どもが生まれたこともあり違う事をしようと思いました。でもアパレルを始める気はなくて、どうしてもデパートやバーゲンとか苦手なんですよ。そこに並ぶ商品をつくることなんて出来そうにないな……と、流行とか考えるのも苦手だし……ということで、最初はバッグなどの布雑貨をつくって、以前から好きだった店で扱ってもらいました。製造段階で、工場で大量生産ではなく、ご近所の高齢の方に縫製をお願いして、少量生産で行こう!というのは初めから決まっていたので簡単なものから始めました。すると、あるときお客さんから洋服はできないの?といわれて、“できますよ〜”と、つくったのが丸首シャツとキュロット。今も定番のアイテムですが、これが思いがけず好評で。

コプス:最初につくったものが今も定番になっているというのはすごいことですね。

ナナ:洋服を買いに出かけても、「これがなければいいのにな〜」とか「これが余計なんだよな〜」と感じることが多かったので、「すべてそぎ落とそう」と、これ以上ない!というほどシンプルにつくっています。マイナーチェンジもしましたが、ほぼ最初のままですね。

(後編はこちら→

  • 営業日のご案内
  • copseへの行き方
  • 作家と取り扱い商品
category
archives
RSS
  • 営業日のご案内