明日からきもの展
この間までリネンの洋服をご紹介していたと思ったら、今度はきもの! なんだかめまぐるしい〜と思われそうですが、どちらも夏になると袖を通したくなる装い。夏の楽しみのひとつでもあります。できれば、きものや浴衣も、洋服と同じワードローブのひとつとして着こなしたい、というのが理想ですが、あくまで理想。なかなか難しいのが現実です。でも、たまに着ると背筋がしゃんと伸びて気持ちよくて、いつもと違う自分になれる気がします。時間の流れもゆったり感じられたりして……。多少の手間がかかるとはいえ、この非日常感は代え難いものがあります。ということで、いよいよ夏きもの展です。さっそく、新潟から小千谷縮が到着しましたよ。黄色やブルーグリーンの鮮やかな色あいのものから、今年は小紋感覚で着こなせる柄ものもあったり小千谷も進化している感じ。でも一番好きなのは、やっぱり古典柄。紺白浴衣は永遠の定番ですね。ただし、いかにも浴衣〜お祭り〜という感じになりますが。愛知県のカジさんからも草履が到着。麻の葉柄、いいですね。鼻緒の赤が、素足に映えそうです。手にふれるだけで幸せになるきものや帯に、ぜひ会いにきてくださいね。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。
6月12日〜22日は「夏きもの展」
6月は「ふだん着のように楽しむ夏きもの」展を6月12日(木)〜22日(日)に開催します。今年は創業100周年!を迎える京都の藤井絞さんがご協力くださり、彩りも豊かに開催する予定です。写真は藤井絞さんの雪花(せっか)絞り。オレンジ、黄色、ブルーの色が散りばめられた浴衣地に、ひと目惚れしてあつらえたました。モデルはお店番スタッフにしてドライフラワーgureを主宰されている内藤さん。伝統柄なのに、北欧のテキスタイルのような存在感を放っていて、なにより好きな布を巻き付けるように贅沢に楽しめるのが着物のいいところ。雪の結晶を表す“雪花”のモチーフを、夏に装うという発想も風流ですよね。ほかにも鹿の子絞り、竜巻絞り、帽子絞りと手法ごとに付いている名前も愛嬌があり、手技を極めたデザインに無条件でひかれます。ほかにも小千谷縮や半幅帯、下駄などもたくさんご紹介する予定ですので、ぜひお楽しみに!
日本刺繍と着付けのワークショップもあります。日本刺繍をご指導くださる三原佳子さんは、以前はアーティスティックな着物づくりで知られるマルファクトリーで活躍されていた方で、現在は日本刺繍•露草として独立。井荻のアトリエでも刺繡の教室をされていますが、今回のように1日で完成させる出張講座ははじめてだそうで、名刺入れと袱紗の刺繡をご指導くださいます。三原さん、刺繍はもちろんですが、存在そのものが美しく憧れの存在。彩りあふれれる絞りとは対照的な、静謐な作品もご紹介させていただく予定です。昨年に引き続き、着付けはすみれ堂さん。藤井絞さんとのご縁をつないでくださったのがすみれ堂の立川直子さんです。立川さんありがとうございます!すみれ堂さん、先日はNHKの『美の壺』の浴衣テーマにもご出演されたりとご活躍。
「一日で完璧!着付け教室」のタイトルに偽りなく、今年もスパルタ!?なご指導をしてくださると思いますので、今年こそマスターしたい!という方ご参加くださいませ。彫金で帯留めやかんざしをつくる「騎西屋」さんもご参加くださる予定です。きもの好きの方はもちろん、いつかは〜と思う方はぜひいらしてくださいませ。
<ワークショップ>
「三原佳子さんに教わる日本刺繍入門講座」
6月17日(水曜)10時〜/14時〜 定員各4名
参加費/袱紗6000円+税 名刺入れ5000円+税(袱紗は裏地と仕立て代でプラス4000円+税、名刺入れ800円+税が別途必要になります)。
「すみれ堂の一日で完璧!着付け教室」
6月23日(月曜)11時〜/13時〜/15時〜 定員各4名
参加費/3500円+税
すみれ堂主宰の立川直子さんが半幅帯を中心に着付けをご指導くださいます。
*お申し込みは店頭もしくはinfo@copse.bizにお願いします。